2004年04月02日(金) |
京都府の財政健全化対策 |
京都府の財政健全化対策について視察しました。 本当は鳥インフルエンザ対策についても視察したかったのですが、浅田農産社長逮捕と時期が重なり、詳しい状況について伺うことが出来ませんでした。
1月に千葉、長野、香川県と三位一体改革と財政健全化策について視察しましたが、京都府の財政担当者の方のお話は、三県の方々よりは余裕があるんだという印象でした。それが、財政が安定しているからなのか、中央政府と闘ってきた京都府の自信の現れであるのか、ちょっと判断できませんでした。
少なくも1999年度から2003年度までに650億余赤字が見込まれたが、何とか目的が達成できた、04年度の予算編成で昨年12月レベルでは、360億円の赤字予測とそれへの対応におわれたが、新年に入り三位一体改革の具体化で更に660億円に増え極めて厳しい状況であったが何とか乗り切れた、04年、05年と改めて健全化策について作り直すとのことでした。
そうした数値目標について資料のお願いをしましたがまだ出来ていないとのことでした。静岡県含め視察した三県では常に5ヵ年の見通しを修正しながらデータとして示していただいてきましたが、京都府では全然状況が違うようです。
驚きました。
政令市京都市と京都府の関係については、これはどこも共通にやはり大変緊張関係があるようです。少なくも二重行政の解消に向け京都市長と京都府知事と10年間近く話し合いを継続してきたとのことでした。例えば駅前にあった京都市の観光案内と京都府の観光案内の二重行政については一本化したとのことでした。しかし、大阪府と大阪市のように協議会を作っての研究会であるとか道州制についての研究とかは、まだ進んでいないようでした。
任期4年の間に47都道府県の財政担当者と直接話を聞く計画、やっと4県が終りました。写真は、重要文化財である京都府庁です。
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