2004年03月25日(木) |
重大なごまかし!需要予測の元データの「改ざん」! |
実に驚くべき元データの「改ざん」、需要予測の根幹に関わる事実が明らかになりました。
今日の5時からの空港凍結!国会議員署名も申し入れには、写真にあるように中村敦夫参議院議員、金田誠一衆議院議員、海野とおる参議院議員、岩佐恵美参議院議員と地権者など11名が参加しました。
署名の追加の26名分、そして質問状2点についてのやりとりでした。
その中で、問題となっていた需要予測の元データである1999年の全国旅客流動量調査で、国土交通省は、「実際の精度」を高めるために「補正」という名の「水増し」が行われていることを正式に認めました。
そして、どうしてそうなっているかについては「調査中」と、詳しくは回答しませんでした。事業評価が明日にでも結論が出てもおかしくない緊迫した状況で、今日の段階で「調査中」というなら、3月末の結論など不可能です。
静岡―北海道の旅客移動量は、神戸空港での需要予測の元データは、443万、ところが静岡静岡空港は518万、静岡―福岡は、神戸空港で295万、静岡空港で391万の数値が使われています。
ちょうどアンケート日が、静岡県は暴風雨、東名は工事中ということで「補正」したというのです。総務省から、各自治体ごとに旅客移動量の数値が違うというのは、需要予測の客観性を疑わせしめるものとなるので、国土交通省として、共通数値を使うよう指導数することが勧告されており、国土交通省としても通知を関係自治体に出していました。
ところが、神戸空港と静岡空港との間にこんなに数値が違っているのです。事業評価で継続かどうかを決めるのは86万人のラインを割るかどうかです。県の需要予測では、106万人ですが、静岡空港ー千歳空港の利用者は50万人ということですが、元のデータが「補正」で「水増し」されているのでは50万人の数値自体が根拠のないものになります。
公共事業チェック議員の会では、3月末の省議前に石原大臣との面談を強く要求して話し合いを終えました。
事態は、緊迫しています。
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