まつや清の日記

2004年02月15日(日) またまた元自衛隊の方の意見を聞く

 きのう、今日と静岡県内の新潟県人会の始めての交流会が、静岡・たちばな会館で泊まりこみで開催されました。

 遠州、御殿場、裾野、静岡と4つの県人会が別々の活動をしていたのですが、昨年に静岡と遠州の方々の偶然的な出会いがあり、今回の交流会のこぎつけました。当然ですが、県人会といっても若い世代にはあまりなじまず、高齢者の方々が多いわけですが、その分懐かしさ百倍ということでしょうか、大変盛りあがりました。

 戦後の高度成長期に静岡県を「裏日本」から出てきて支えた方々です。大変な苦労をされてきたことが口のはしばしに出ていました。今日は、大変いいお天気、浅間山や三保の松原など楽しんで帰るようです。

 県人会の中に、元自衛隊の方がいました。時節柄、イラクへの派遣の問題が話題になりました。日清、日露戦争に始まる日本の侵略の歴史については、かなりの隔たりがありましたが、現在のアメリカの戦争政策には厳しい批判を持っていらっしゃいました。「日本がアメリカの本当の友人というなら、原爆体験を含めて世界で悲惨な経験をしているのだから、そのことをもって、ブッシュ大統領にイラク戦争はやめるべきだと言うべきだった、日本だけが言える立場である。なのに、小泉首相は、アメリカにすりよって、けしからん」ときっぱり。短い時間でしたので、この発言の裏にある数10年間の自衛隊生活について御意見を伺えませんでした。簡単には言えませんが、少なくも自衛隊関係者の中にこうした世論があるということは事実だと思います。

 サマーワでの迫撃砲の炸裂ということが報道されたばかりです。自衛隊の撤収とそしてアメリカ・イギリス軍の撤退・国際協調によるイラクの復興・イラク人自身による政権の樹立の外交的枠組を野党を中心に提示してすべき段階です。

 
 


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K.matsuya

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