まつや清の日記

2004年02月01日(日) 富士市今井海岸を現地見学

 富士市で開催された今年の5・30(ゴミゼロ)に「脱焼却・脱埋立と容器リサイクル法改正をめざす静岡県中部地区市民集会」(仮称)の準備会に参加しました。
 参加者は、旧静岡市、旧清水市、大井川町、藤枝市、富士市、富士宮市などのゴミ問題に関わる市民団体に関わる20名ほどノメンバーで、勿論、呼びかけは、壷阪道也さんが中心となる「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワークの方々。

 市民団体の物事の決め方が極めて民主的で、相互の合意を作り出すために長時間にわたる意見交換をおこなう方法には、久し振りだったこともあり、感動もしましたが、一方で運営の大変さも感じました。目的は、ほぼ合意されたと思いますが、集会名称や講師、運営方法などは、次回3月13日14:30から静岡市アイセル21談話室での実行委員会でということになりました。

 会合のあと、富士市の市民団体の方々に今井海岸の旧大昭和製紙のスラッジの処分現場を案内していただきました。10人ほどの方も参加されました。
 何か、コンクリートの塊のよう感じで、テトラポットから15メートルくらい離れているのですが、侵食を激しく受けていました。静岡県の海岸の浸食が『暴く』ごみ処理の現実に自然の大きさを感じてしまいます。処理は旧大昭和製紙の責任ということになっていますが、ダイオキシンなど人体への影響があるような毒性があるとすると、他の90箇所以上にわたるという処分場の実情チェックも含め監視が必要です。

 テーマを持つ市民団体の方々が持っている情報量、質の高さに感心しました。反対だけでなく、対案をも示しうる力量に政治に関わるものとして、大いに学ぶべきものがあります。大井川エコタウン事業の中に、焼却灰によるセメント事業がありますが、脱焼却・脱埋立の立場から期限付き施設にすべきだ、そうしないと、自治体体は、この施設に頼ってしまい焼却主義からの転換を図れないとの意見、参考になりました。


 < 過去  INDEX  未来 >


K.matsuya

My追加