2004年01月31日(土) |
元自衛隊員の方と意見交換 |
昨日の衆議院の無茶苦茶な自衛隊派遣承認国会、野党の欠席の中、自民党・公明党の勝手な審議。
私の住む学区の知人で元航空自衛隊の方がいらっしゃいます。 私よりはかなり若い世代ですが、今日は、思い切って「今回の自衛隊のイラク派遣についてどう思いますか?」と質問。
「ウーン、今日は、思い切って言わせてもらいます。派遣は、必要なことだと思うんです。」私が反対であることは承知で、応援もしていただいているのだけれども、今日は・・、と意見を言っていただきました。
続けて「国際的に貢献できる日本を打ち出すべきだと思います。でも、どうしてイラクなのか、については私も疑問に思います。世界には、もっと、日本が貢献する場所は他にもあると思います。」
「派遣は賛成の立場ですが、でも、もっと問題と思うのは、これだけ国民の中で反対の人がいるのに、世論調査でも半分以上の方が反対しているんですよね、どうして、それが、国会で通るんですかね。政治家って不思議ですよね。国民が反対しても関係ないんですよね。そのことのほうが、もっと、問題だと思うんですよ。」
更に「空港だって同じですようね。これだけ、みんなおかしいっていってるのに、工事は進み、結局で出来ちゃうんですよね。自衛隊派遣の問題と同じだと私は思うんです。そのことをどうにかしないと結局、全て、同じですよ。」
極めて正しく日本の政治の問題点を指摘して下さいました。 そして、「自衛隊の海外での派遣を経験してしまったあと、日本の指導的な人たちがどう変わるのか、世界に軍事的に貢献できる日本、ということですごく自信を持つんじゃないですかね。」
議論は続きました。
私のほうから、ドイツもフランスも協力していないんだよね。国際協調を無視したアメリカとイギリス。そこに追随している日本。いままで、日露戦争にアジアの小国が勝利したと、中東諸国では親近感をもたれているんです。でも、それが、今回で崩れます。これって、国益に反していると思うんですよ。
彼曰く「そんなに親近感をもたれているんですか。」と驚いていました。 更に、劣化ウラン弾の話をしました。 びっくりしていました。
今日の静岡新聞・夕刊に静岡市出身の広島在住の嘉指信雄神戸大教授の「劣化ウラン弾の放射能汚染の実態調査、自衛隊派遣の第1の任務とするよう求めている」と報道がありました。
とにかく、大義なき戦争への自衛隊派遣は憲法違反であることをとにかく、言いつづけるしかありません。反対の立場ですが、無事に戻って欲しい、それも本心です。しかし、この状態では死者がでることは十分に予想されます。その時に、私が・たちが、政治家かが、マスコミがなんと声をあげるのか、それが、次の世論を形づくっていきます。想定してはいけないけれども、想定しておく必要があります。
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