2003年12月26日(金) |
静岡空港トラスト地につながる道路の封鎖 |
昨日、榛原町のMさんから、静岡空港トラスト地につながる榛原町、島田市の2箇所の道路が封鎖されている、との連絡があり、吉田町長訪問の際に、現場を見てきました。
今朝、急遽、空港建設局の整備室長と連絡を取り、午後2時から、住民団体メンバーと事実確認。 建設局に行く前に、1時からの市民団体・オリーブの風による毎週の金曜日の街頭キャンペーン活動に参加。 建設局の主張としては、一つは、通常、工事の進行に合わせて道路管理者である榛原町と島田市に伺いを立てて、指示にしたがって、地元説明など対応方針を決める、二つ目は、一方で、今回のような、地権者の土地に隣接する他の道路などからも、入いることができるトラスト地については、独自判断で、地元説明など必要がないと判断することもある、ということでした。
今回のケースは、どちらに当てはまるのか。 住民団体から、厳しい批判のやり取りもありましたが、具体策についての実現を優先しました。 島田市については、既に10月から11月段階で、市道封鎖が完了し、榛原町については、県は、1月6日からの法定外道路工事の許可申請を榛原町に出しながら、12月段階で、工事をはじめていました。当初、赤道と判断していたわけですが、昨日からの住民団体の抗議と大石和央榛原町議の調査活動の始まりに、榛原町が詳細調査を行った結果、個人の共同所有と分かり、県は、今日、許可申請を取り下げました。
いずれにしても、榛原町についても島田市についても、トラスト地を所有する空港反対地権者への説明がされていません。また、代用道路が必要にもかかわらず、つくられていません。
そこで、説明をしなかったことへの経過について現地事務所と確認すること、1月4日にトラスト地での作業があるので、それまでに、代用道路建設の検討をすること、共有地で飛び地になっている土地についても、そこに行く為の道路の確保をおこなうこと、など、早急に回答するよう申し入れしました。
更に、そもそも、今回の榛原町の工事は、仮設レーダー実検のための造成工事であるので、実検内容についての説明を求め、また、10月と昨日の2回にわたる国土交通省の事業再評価委員会に示している県側資料の提出を要請して、話合いを終えました。
※ 19:30の段階で、榛原町のMさんから、連絡が入り、榛原町、島田市の両方のトラスト地につながる道路については、代用道路が完成したとの連絡が、工事関係者から入ったとのことです。
住民団体の皆さんの抗議の成果が早くも現われました。すごい!
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