ミウラ記

2002年03月22日(金) 運命の分かれ道。

そうだった。



今日は国立大学後期の合格発表日。


ちなみに今日は東京の私立大学の入学手続き締め切りでもある。
国立の発表は13時から。 私立の締め切り16時まで。
はっきり言って、時間がめっちゃない。


というわけで、私は近くにあるキャンパスに見に行くことにした。
(推定だと自転車で1時間以内 …近くはないかもしれない
場所は知らんが、地図があるからどうにかなると思ったので。
知っている高校の近くにあるらしい。
そこを通って行けば少々遠回りだが着くことは十分可能のようだ。



昨日ほどの強風はないので普通に行けそうで良かった良かった。
と、全工程の3分の1ほど来た頃だろうか、ある看板を発見。
おお、地図に書いてある建物の案内の看板ではないか!

ふむ、なになに?

この先二つ目の信号を左折


なるほど・・・。こっちの方が近そうな予感がする看板だ。
二つ目だろ? 簡単だな…。 でも行ったことない道だな…。
うーん、どうしよう… うーむ… うーむむ…


10秒後、見たこともない道を意気揚々とマイチャリで疾走開始。



急な坂道を登り、カーブを曲がり、道路を過ぎ5分以上経過。



ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ… ←二つ目の信号までは飛ばす気だった私





ー…な、何故に何もないんじゃ!?



その先に続く道にも信号の気配はない。
悔しいので取り返しがつくと思う内に私は引き返したのだった。


田舎の看板の恐ろしさを噛み締めながら。



さて、はじめに記述した高校の前を通過し地図の通りに走っていると


?「ミウラさーん」
私「? …おー、Kじゃーん!何やってんだー?」
あるイベントのために練習しにこっちに来ていたKに偶然出会った。
只今お昼休みをとっているらしい。


K「じゃーん! ほら、見て下さいよこれー」
私「お!ちゃんとバイクの免許とったんだ、すげー」
K「違いますよ、車の免許っすよ!」
私「あはは、Kの運転?怖そうだな〜、事故りそうで(笑)」


K「あはは、もうこすっちゃいました(笑)
私「あはは ー…え? もう?誰の車?」
K「叔父さんのっすけど内緒です



そこらへんで本来の目的を思いだし、彼に別れを告げまた疾走する。



今まで経験した坂の中で3番目にきつい坂を登りしばらくしてやっと着いた。
出発してから1時間。 
…いや、看板を見なければおそらく50分はかからなかっただろうか。


そこでまたしても偶然友人Nに出会う。
心強いようなこの目的の場合少々気まずいような…


2人で掲示されるのを待つ。
どうやら、Nは私より際どい状態に置かれているらしい。
お互いのやばさを説きながら刻々とその時間は迫る。




さあ、掲示だ!!





ー…おぉ、なんか… 




あるよ番号。

とは言っても私は別段嬉しいわけではないのだった。
何故なら、別にその学部にどうしても入りたいわけではないからだ。

その上、Nは残念は結果になってしまったのである。



…うーん、人生何がどうなるかわかったもんじゃない。





しかし、今私が一番気がかりなのはNでも看板でもない。





本当に受かってるいるか否かである。
ううーん、今思うとあの番号は見間違いでは…!?
と、今更ながらに思うのだ。



入学手続き書類が届くのは明日。
これで勘違いだったら私は浪人生ではなくフリーターになってしまう。

どうしよう…。





とも思ったのだが、その時は
笑いのネタにしてふっきろう。

みんな笑ってくれるだろうか。


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