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2013年12月13日(金) ランキン名ばかり社長日記 その48 徳島ヴォルティスJ1昇格!

すっかりタイミンを逸してしまったのですが、徳島ヴォルティスがJ1昇格プレーオフ決勝戦、一発勝負を見事に2−0で勝利。この結果、悲願のJ1昇格を果たしました。

私も格安の弾丸観戦バスツアーで国立競技場にいって、この歴史的瞬間を目の当たりにする事が出来ました。


今回の試合はシーズン順位3位の京都サンガと4位の徳島ヴォルティスの戦い。引き分けの場合はシーズン順位が上のチームが勝ちぬけるアドバンテージがあるため、徳島ヴォルティスは勝ちきらないとJ1昇格になりませんでした。

ただ、徳島ヴォルティスはガンバ大阪やヴィッセル神戸のように、自分達から攻めにいってきっちりと点を取れるほどの攻撃力をもっていません。相手に(守備的に)引かれてしまうと打つ手なし…というのがシーズンの戦いでした。

京都サンガとしては無理に攻める必要はまったくなく、0−0でイイ試合。そのため、今回の試合は徳島には大苦戦が予想されていました。


しかし、試合が始まってみると、京都サンガは守りに入る事なく、早々に試合を決めてしまおうとかなり攻撃的にきました。

その攻撃力や圧倒的で、いつやられてもおかしくない場面が二度三度と繰り返されます。やっとこさ徳島がボールを奪っても、守るのに一杯一杯で攻撃まで手が回らず、パスをFWまで回す事すらままならず、すぐに京都のボールになり、また耐える…そんな時間がキックオフから35分ほども続きました。

そんな中でルーズボールが運良く徳島ボールになり、あまり可能性のないクロスを左SBのアレックスが上げる。あっさりとクリアされるかと思いきや、京都DFはセーフティにコーナーキックに逃れました。

ようやく初めてのコーナーキック。しかし、徳島はコーナーキックからの得点があまりなく、最後にコーナーキックから点を取ったのはいつだっけ?ってレベル。少なくとも3〜4か月は取っていません(汗)。

まあ、少しの間だけでも(守備陣が)休めるな〜くらいの徳島側の雰囲気だったのですが、このコーナーキックからまさかの先取点!

http://youtu.be/56Kk1YRaE2w?t=1m2s

おいおいマジかよ〜!!

…と応援してる方もビックリ気味で狂喜乱舞の徳島側応援席。


これで試合が面白くなった!しかし、この得点でさらに京都が攻勢に出てくるのは火を見るよりも明らか。

いつまで耐える事が出来るのか……と、思っていたら、4分後、藤原のライナー性のフィードを高崎がおりゃ〜とヘッドで反らす。すると絶妙なところにボールが転がり、徳島のFW津田と京都DFの追いかけっこに!

http://youtu.be/DOgTj3JwT_o?t=1m32s

わずかに津田の足が先に触れてそのままシュートすると、見事にゴールネットを揺らす!!

ここ3カ月ほど、PKを2連続で外すオマケつきでまったく得点が取れていなかった津田がまさかのゴール!!


おいおいおいいおいマジかよマジかよ!…と狂喜乱舞の徳島側応援席。


ここからは、とにかく「守れ!」という感じの後半45分。

京都サンガのサポーターにとっては短く感じられたかもしれないが、我々徳島ヴォルティスサポーターには長い長い45分。

あと30分!あと25分!

見てる人には鉄壁に見えたかもしれない徳島の守備だが、コロッと点を取られるところをシーズン中は何度も見ていただけにまったく予断を許さない。

サッカーなんてものは膠着状態に見えていても、ひとたび1点入ったらポンポンと2点3点入ってしまうのが常。


ひとつピンチを防ぐたびに「ふ〜〜〜」というため息が徳島応援席から漏れる。

2点リードでも、誰ひとり余裕をもっているファンはいない。


最後の最後までまったく気を緩めないサポーター同様、徳島ヴォルティスの選手も油断することなく試合を進めている。


ロスタイムは3分。それも1分、2分と過ぎてくると、あと少し!あとちょっと!…という感じになってきた。


そして歓喜のタイムアップ。長い長い後半45分が終わった。

誰かれ構わず握手しハイタッチを交わして喜びを分かち合う。


選手たちも喜び、表彰式が続く。

そんな中で

http://youtu.be/u3sZSNBlNLE

「J1へいこう〜」の大合唱。あの弱小徳島ヴォルティスがとうとうJ1か。感慨深い。

試合前は、もし昇格なんて事になったら涙が出るかもとか思ってたけど、嬉しさでいっぱいでそんなものは出ない(笑)。


やった〜…と歌いながらふと横を見ると、どっかで見た顔が…。

誰だっけあの人?

そうだ、大杉漣さんだ!徳島出身の俳優さん。




小林監督の頭の横に大杉漣さん、少し間があって横にいるのが私


ふつうに私たちに交じって拍手している。

思わず駆け寄って「大杉さん!やりましたね〜」と握手してもらいました。


そんなこんなで、徳島ヴォルティスはまさかのJ1昇格。来年は全敗もありうる厳しいステージでの戦いになりますが、上のステージで戦ってこそ見えてくるものも多いはずです。

J1残留への厳しい道は始まったばかりですが、ぜひ頑張ってもらいたいですね。


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