徒然なるままに・・・
翡翠



 日常

彼と暮らして2ヶ月。
ほぼ日常になり 当たり前のようになった。
何度か喧嘩もしたけれど 最近は落ち着いてる。

月曜日から 彼は熱を出して 寝込んでいる。
会社も休んで。
具合が悪いとは気づかず 私はいつもと同じように お弁当を作って先に出かけた。
いつものように いつもの時間に いってらっしゃいメール を入れたら 熱があるので会社は休む と返事がきたのだった。
その日はたまたま打合せで 彼の部屋までそう遠くないところにいたので
お昼休みに様子を見に帰った。
顔が赤いし おでこに手を当てると 熱い・・・。
咳も少し出てるようだ。
お弁当を食べて 一緒にTVを見ているあいだ 布団に寝ている彼は 私の手を握ったままはずそうとしなかった。
ずーっと握ったままだった。
それに気がつくと涙が出そうになった。
自分はこの人から 必要とされてるんだなと 思えた。

彼は私が勝手に思い描いていた 理想の男性に限りなく近いような気がする。
背も結構高いし かっこいいわけではないけど 悪くはない。
性格も穏やかで 自分の身の回りのことは自分でするし
私の手を煩わせることはない。
1人おいて出かけても なんにも心配しなくていいし
1人で出かけることに 理解もしてくれる。
それに やさしい。
お休みのときは ご飯をつくってくれるし 特に自分で食べたいものがあるときはそうだ。
お休みのときに ぐだぐだして 一日中パジャマ姿でいても なにも言わない。
私がしたことに対して 文句は言わないし 私の気持ちを尊重してくれる。


2004年01月28日(水)
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