さて、今日も朝早く起きててきぱきと用意を進める。 旅行に行くときは特に早め早めに用意をしなければ。
「ねー、起きるの早すぎない?」 「何も出発の3時間も前に起きることないんじゃない?」
3時間前じゃないぞ。 2時間45分前だぞ。 だいたいいつも支度が遅くて時間が足りなくなるのはあなたじゃありませんか。
「わかったよ。用意すればいいんでしょ」
2時間後。
まだ行かないのぉ、と上のムスメ。 もうすることがない〜、と下のムスメ。
「おとーさんはいつもけちなのにこういう時間だけは大盤振る舞いだからね」 「文句があるんならおとーさんに言いなさい」
君たちのためを思って早起きしたのに。
なんだかんだ言いながらも出発の時刻がやってくると、 あれを忘れたこれをしてないとぐずぐずする人が出たり。
東京駅で時間がないのに、 わざわざ改札を出て大丸の地下で弁当を買う人が出たり。
大阪で時間があるからとホテルのラウンジでお茶を飲み、 目の玉が飛び出るような値段にぐちぐち言う人がでたり。
しながらもなんとか無事目的地に到着すると、 早速大音量で大騒ぎだ。 子供も大人(注:女性限定)も。
しかし、夕飯のメニュー決めるだけでなんでこんなに大騒ぎになるかね。 心を閉ざしてその場に座っていると、いつの間にか話題は部屋割りに。 なんだかベッドの数がうまくいかないらしい。
「仕方ない。女の子たち5人を一部屋にまとめて寝かしちゃえ」 「でもこの部屋、ベッドが1個あまるやん」 「そうかー。ここに1人大人が寝るしかないね」
ぞくり。
「いちごのためにもその人選が適当でしょう」 「いい?」
え、と。 僕に言ってるんですかね。 もうなんでもいいですよ。 眠れればいいんですから。
「おかーさんたちのおしゃべりはこのロッジだからちょっとうるさいかもしれないけど」 「ドアしめちゃえば大丈夫でしょ」
子供たちと寝るよりそっちが不安だよ。
予感的中。 なんで4人しかいないのに、声があんなにでかいんだ。 ドアしめようとしたら、 子供たちが落ちないようにと移動したベッドがじゃまで閉まらないし。
ビール二缶飲んどいてよかった。 iPod持ってきといてよかった。 ほんとによかった。
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