結局妻はインフルエンザだった。
あの金曜日から寝込み、僕は飲み会にはいったものの1次会で帰ってきた。 土曜日に医者にいけばいいものを、 「動けない」とか言ってる間に、上のムスメにうつった。 休日診療に連れていったが、的外れな薬を出されただけだった。
仕方ないので月曜日に会社を休んだ。 そうこうしてる間に、したのムスメが発熱。 いよいよどうしようもなくなって医者に行こうとすると。
「あたしも行くの〜?」と妻。
当たり前じゃないですか。 僕1人でどうやって2人も医者に見せるんですか。
「でもお、あたしまだ熱があるんだよ、38.8℃」
それがどうしたんだ。 子供が熱を出してるんだぞ。 車、とめられなかったらどうするんだ。
「自転車で連れてけばいいじゃん」
お、オマエはこの寒さの中熱のある子供を自転車にのせろと言うのか。
「わ、わかったよ、行けばいいんでしょ」 「どうせアンタじゃ話もわかんないんでしょ」 「アンタが38.8℃の熱出したときあのときはすみませんでしたって 土下座させてやるから〜!!!」
何を言ってるんだ、 僕は自己管理がしっかりしてるから熱なんか出しません。
3人まとめて見てもらった。 薬代も合わせて一万円近くかかった。 誰が持ち込んだんだっけ、このインフルエンザ。
次の日もどうにもならず、会社を休んだ。
その次の日、出社すると 「けちぞうさんの奥さんが風邪引いたから僕がこの仕事やってるんですよね…」 と若いやつに恨みがましく言われた。
結婚するときはくれぐれも気をつけろよ…
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