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2010年02月14日(日) ■ |
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『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』東京楽日とか |
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阿佐ヶ谷スパイダース『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』@本多劇場
プレヴュー初日より上演時間が10分短くなっており、そのせいか観るのが二度目だからか、なにやらストンと腑に落ちる場面が増えていました。とは言うものの、今回違う意味で落ちてしまったが…(ダメじゃん)。しかしその反面「?」がすごーい減った。役者さんたちも「どうしたもんか」と言う迷いが無くなっていたように感じました。
要は、多分初見の時は「ストーリーを追おう」とどっかしら考えていた部分が自分の中にあったんだと思う。頭が固くなっていたと言うことでしょうか。今回観たまま感じたままを自分の中に沈めて行く作業に切り替えたことがよかったのかな。これをどんな時でも初見で出来るようになればいいんだよなあと思う…先入観を持たないように。ただ、これって身体面/精神面の疲労と比例するものだと思う。どちらが疲れていても付いて行けない。観劇日に自分のコンディションをベストに持って行けるかなんて判らないからな…気を付けてはいるけれど。こうなったらもう運だよなあ。まあ、全ての舞台との出会いは運だと思うが…なんて言ったら、人生そのものも賭けばかりですわね。あー『オスカーとルシンダ』観たくなってきた。
「どんな時でもすっと観られる」作品ではないのは確かです。それを敷居が高いと思うこともある、きっと。
あの作家が長塚くん本人を投影したものだと言うのは勘繰る迄もなくそうだろうし、と言うか、観客がそう思うってのを判った上でああ言うものを書いたのだろう。それは悪意にも今後の牽制にもとれるが、同時に「あなたたち(観客)にだけは本音を話す」と言ったような素直な真情にもとれる。カーテンコールで姿を現した長塚くんは、すっきりとしたいい顔をしていた。
現実的な話をすると、今後ストーリーのハッキリしたわかりやすい舞台でないと…と劇場側から言われることもあるかも知れない。作家の活動が狭められる可能性もある。「どんな時でもすっと観られる」芝居ではない=「観客を選ぶ」と言われることもあるだろう。門戸はいつでも開いている、と観客に提示する、制作の力も大事になってくる。劇場に足を運ばなければ意味がないんだもの、演劇と言うのは。その足を挫かないような制作術ってなんだろう。
そう言った意味では、ゴーチが今後どれだけ作家を守り、やりたいことを尊重し、実際の上演へ持って行くかの力量も問われることになると思う。支持する観客は少なくない筈。期待しています。
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■そういえば 『血は立ったまま眠っている』のプログラムでの蜷川さんと長塚くんの対談は面白かった。どちらもイギリスの演劇と格闘したことがあるだけに、興味深い内容だった。アイリッシュとは打ち解けられたって話とか、イギリス人の「外部から入ってきた人に対しては、どこか踏み込ませない、ある一線以上は入れない」感じの話とか。アイリッシュ、スコティッシュ、ウェールズそれぞれの特性とか。 長塚くんが『アンチクロック〜』に出演せず、作・演出に専念している理由等も話していた
■で、 これで蜷川さんも話していたけど、「野田さんなんかは(イギリスの演劇人たちと)やってるけどね」。これ、本当に辛抱強く続けてるなあと思う…すごいな、と思う
■カレー 般゜若で念願の限定カツカレー食べた!わーい。入口に「カツカレーあります!」て看板が出てるのを目にした瞬間すげえアガッた。半熟カレー煮玉子もつけたった。おいしかったー。 お店のおねえさんがバレンタインだからとチョコを配ってくれました。わーい有難うございます。 で、その後本多で阿佐スパだった訳ですが、どうにも自分から?一緒に行ったふたりから?いや3人ともだろうから、カレーと言うかスパイスと言うかが馨しく…(笑)いやあ、いいにおいでしたね…周辺の方すみませんでした……
■そば それで思い出したが、昔静かな芝居を観に行った時、どうにも腹が鳴りそうになってこれはヤバい!と幕間に近所の立ち食いそば屋でおそばかっこんで戻ったことがある。確かに腹は鳴らなかったが、かつおだしとねぎの匂いを自分が強烈に発していることに気付いた。どうにも出来なかった。あれは恥ずかしかった…以来観劇前/幕間にはおそば食べないことにしました……
■うどん で、夜はおーもり組でいろいろと話し込み。『笑う警官』の言われようは本当に皆容赦なくて笑える…だってねえ(笑)。うにゃー楽しかったーごはんもうまかったー
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