I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
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2009年05月15日(金) ■ |
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音ネタ |
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■David Byrne『Everything That Happens Will Happen On This Tour - David Byrne On Tour : Songs of David Byrne And Brian Eno』 わーいこないだのツアーのライヴ盤が出ましたよ。配信限定、$3.99。収益はアムネスティ・インターナショナルに寄付されるそうです。 4曲入り、11ページのPDFブックレットも付いてきました。チュチュ姿のバーンたんが見られるよ! いずれはフルで出してほしいなあ。映像もねー
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■MANIC STREET PREACHERS『JOURNAL FOR PLAGUE LOVERS』
“ALL LYRICS RICHARD EDWARDS.”
数周聴いているが、まだちょっと落ち着かない。ずっと落ち着かないままかな。でもそれでいいと思っている。以下まとめないまま(まあいつもまとめてないが)メモ。
■ジェイムズのインタヴュー ・マニック・ストリート・プリーチャーズ、『ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ』を語る[前編] ・マニック・ストリート・プリーチャーズ、『ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ』を語る[後編] 以下引用は全て上記のページから。アルバム日本盤にはニッキーのインタヴューからの引用が載っています。これからいろんな媒体に記事が出ると思うので、ひとつひとつ丁寧に読んでいこう
----- ジェームス:リッチーがまだいるときに、スティーヴ・アルビニと組もうかって話をしてたんだ。リッチーはピクシーズのアルバムや、アルビニのバンドBig Blackが好きだったからね。ニルヴァーナの『In Utero』も好きだったし。だから、前にも話してたんだよ。彼もこの選択には賛成するだろうって思った。詞が先導するアルバムにしたかったんだ。誰かほかの人が作って欲しいと思うようなもの、ファンが望んでいるようなものを作らないってことだった。自分を喜ばせようなんてことも考えず、ただ言葉が先導する、言葉が音楽を誘導するようなものを作りたかったんだ。だから、音楽に干渉しないプロデューサーを選ぶことにしたんだ。スティーヴ・アルビニは、音楽的なアイディアを持たないことで有名だ。曲をリアレンジしようとしない。詞に手を加えようとしない。アルビニがするのは、テープに録音し、現実の瞬間をとらえるため何度も録音をさせないってことだ。彼は、部屋で鳴り響く音をそのままアルバムにしようとする。多くのプロデューサーが、手を加え、音を変えようとする。アルビニは、そのままの音にしておこうとする。だから、彼はこのプロジェクトにピッタリだったんだ。俺たち、自分たちのやりたいことは明確だったからね。リッチーの詞にインスパイアされたものを作り、それを変えることはしたくなかった。それに、本人は否定するかもしれないけど、彼は生きる伝説だよ。俺たちのようなインディー人間の間では。このアルバムはある意味、“デジタル以前”のものだからね。詞は古いタイプライターで書かれたし、リッチーはケータイ電話なんて持ってなかった。ダウンロードなんてものも知らなかったし。ある意味、このアルバムはタイム・カプセルだ。アルビニの作業は、トラディショナルで古いスタイルだからね。彼はテープに録音するし。多くの点で、これは“デジタル以前”の作品だ。だから彼を選んだんだ。 -----
■全13曲(日本盤は+ボーナストラック2曲)中アルビニが録っているのは9曲 ミックスはデイヴ・エリンガとロズ・ウィリアムズ。「William's last Words」(これだけニッキーvo.)だけ録りもミックスもアルビニ。結構「あっ、これアルビニ録りだ」と区別がつきます。でもアルバム全体の流れは均質に聴こえます
----- ジェームス:うーん…1番大変だったのは…、答えるのが難しい質問だって言わなきゃならないな、素晴らしい経験で大変だとは思ってなかったから。アルバムをミックスするとき、スティーヴとの作業は終わったから、友達と自分たちでミックスしなきゃいけなかったんだけど、そこが多分、1番大変だったんじゃないかな。スティーヴの録音方法はトラディショナルで、コンプレッションがあんまりされてないことに気づいた。コンプレッションをあんまり使ってないから、間違えたところも聴こえることがあって、悩んだよ。スティーヴの仕事を無駄にしないように気をつけようってことになった。スティーヴがやったことの純度がわかったよ。それを台無しにしないようにするのが1番大変だった。正直言って、これまでで1番大変なのはアルバムについて語ることだよ。スタジオに入る間は、ただギターを弾いたり制作に没頭すればいいだけだ。何も考えなくていい。たいていは曲作りが大変で、プレイするのはただ音楽に没頭すればいい。でもアルバムについて話したり分析するのは、1番難しいよ。 -----
■アートワークはジェニー・サヴィル 『THE HOLY BIBLE』のアートワークを手掛けた方です。今回の『STARE』は、男の子のようでいて実は女の子のポートレート
■中面 両手のひとさし指を1本ずつ使ってタイプライターを打っているリッチーのポートレート。1994年かな、穏やかな表情のリッチー
■『THE HOLY BIBLE』に続くアルバム と言うことだけど、リッチーがいなくなってから曲を付けたものは『EVERYTHING MUST GO』にも入っていた。「『これはどういう意味?』とリッチーに質問出来ない」歌詞
■来日は7月 NANO-MUGEN FES. 2009。単独もあればいいな
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