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2003年02月11日(火) ■ |
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『原美術館コレクション展』 |
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『原美術館コレクション展』@原美術館
企画展も充実しているが、定期的にやってくれるコレクション展も面白い。素敵な作品が沢山あるもんね!ここは手狭で(そこがいいんだがな。建物も美術品だしな)常設展示スペースがあまりないので、お蔵だしの趣もあって楽しみなのだ。
テーマは「生と死についてのさまざまな省察を提示し、あるいは示唆するもの」。写真、絵画、彫刻とさまざまな表現形態の作品が、5つのギャラリーに分かれて展示されている。伊島薫氏のタマオシリーズ、ロバート・メイプルソープのリサ・ライオンシリーズを観られたのは嬉しかったな。
荒木経惟氏の作品群は、『センチメンタルな旅/冬の旅』や『エロトス』等、90年代初めのものがメイン。『センチメンタル~』はアラーキーとヨーコさんの結婚式、新婚旅行から幸せな日々を追い、ヨーコさんが亡くなるまでの私写真。写真集が大好きで観る度泣いちゃうんだけど、プリントを観てもねえ…やっぱりじわっと。ヨーコさん本人が写っているものよりも、彼女が入院している病院への道、街の風景に涙が出る。普段この道を通っている時は気付かないであろう看板や石ころ、木。それをアラーキーは撮っている。そしていつも側にいる猫のチロ。いつ観ても力のある写真だ。この展示は先月の25日から始まっている。ヨーコさんの命日は27日。
どこでも異物感を発揮する草間彌生氏の立体作品は、この美術館に映える。洋館の一室を覗くと、そこにはヘンな生き物が…みたいな(笑)子供はトラウマになるね!つうか原美術館て夜来たら怖そー(笑)珍しいキノコ舞踊団の公演で来た時は、中庭が会場だったので建物内には入れなかったからな。
あとエロの『チェ・ゲバラ』がオモロかわいかった。ゲバラの肖像よりも、その周りに描かれている動物がかわいくてなー。酒場で酔いつぶれているブタさんとか鼻でグラスを傾けているゾウさんとか。ポストカードがショップで売られていたが、大型作品なのでブタさんやゾウさんは潰れがち。しょんぼり。
その他森村泰昌、ギルバート&ジョージ、ジョナサン・ボロフスキー、カレル・アペル、ヘラルド・スッテル、トレイシー・エミン、ローリー・シモンズ、アンディ・ウォーホル、クレス・オルデンバーグ、ジョージ・シーガルの作品が観られました。満足!
おなじみカフェのイメージケーキは、ロバート・ラウシェンバーグの作品をモチーフにした、チョコブラウニーの上に、チョコでガイコツを描いたビスケットがのったものでした。うまかったー。いつかイメージケーキ展やってくんないかなあ。
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