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メキシコ人じゃないんですけど・・・


日本では5月5日はこどもの日という祝日ですけど、
アメリカでは圧倒的にシンコ・デ・マヨとして定着してまして。

シンコ・デ・マヨ(cinco de mayo) とは、
スペイン語で5月5日の意味なんですが
アメリカでは「メキシコの独立記念日」と間違って認識されてますが
実は「フランス軍との戦争を始めた日」なんだそうで、
cinco de mayoは実際メキシコでは祝日ではないらしいです。

つか、フランス軍との戦争の中でも、正式には「Pueblaの戦いを始めた日」で、
なんでそんなにcinco de mayoが有名になってしまったかといえば、
Pueblaの戦いでメキシコ軍がフランス軍に勝ったから。
・・・ま、結局戦争ではメキシコはフランスに負けるんだけど、
一度でも戦いで白色人種に勝った、という事実が
メキシコ人の誇りと自信を高めたことに繋がって
後々まで祝われることになった・・・らしい。


そんな訳で、メキシコ人が一人も居ないのに
シンコ・デ・マヨを祝う(!)うちのオフィスでの会話。

「みんな〜シンコ・デ・マヨだからメキシカン・スナックを用意したわよ〜!
ノンアルコールだけどドリンクもあるから人事部まで来てね〜」

「・・・Shiho、貴女もう人事部寄った?あら、誰も誘ってくれなかったの?」

『いや、私、別にメキシコ人じゃないんで・・・』

「うん、アタシも違うけど、どこの国のも祝うのよ〜うちは。アハハ!」

『・・・』(じゃ8月15日も祝うか、コノヤロウ)←ブラック


多分、うちの人事部長もシンコ・デ・マヨを独立記念日と思ってる一人だな。
(私も今まで何だかよく分かってなかったケドさ)

そして我が家の旦那(エル・サルバドル人←参照)は、

「かんけーねーよ、俺メキシコ人じゃないし」とアッサリ言ってのけました。
そのメキシコ敵視な考え方、素敵★
・・・その割には職場で出されたブリトー(実は正式なメキシコ料理ではない)
は食べて帰ってきてましたが。

つかアメリカ人にはシンコ・デ・マヨは全然関係ない筈なんですが
お祭り騒ぎがしたいがために祝っている感アリ。
毎年バカアメリカ人どもが夜遅くまで騒ぐので近隣住民は迷惑してます。


2006年05月05日(金)


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