あなたの肩に 腕に その手のひらに 胸元に 足元に 降り積もる 桃色の欠片 私の柔らかなスカートの上 降り注ぐ 心を満たす でも 頼りない 桃色の破片 風が吹けば 一瞬で散り散りになるかもしれない これを幸福と言うのかしらと ふと思って 桜の下 ひとり微笑んだ