幾つのコトバを 発しても アナタには 届かないようで 何をしても空回りのようで 情けなくて 想いが暴走する 涙とともに 言い過ぎてしまったと 悔やんだのは一瞬だけ 思考の止まった様な アナタを ぼんやりと 眺めながら 何も変わらない日常を 私から少しだけ崩して 誰も変えられないアナタを 少しだけ羨ましく思う見慣れた でも大切な アナタの顔を このうだるような 夏の暑さを 涙が肌を滑り落ちる その瞬間を 私はいつまで 覚えていられるんだろ