表身頃のココロ
ぼちぼちと。今さらながら。

2008年05月03日(土) ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン 1

4度目のラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン。今年はシューベルト。
3日(土)が私の初日。

235 バーバラ・ヘンドリックス ホールB5 リート集。
 最前列というラッキーさ。
 さすがに若い頃(CDでのみ知る)と同じ声とは言えないけれど、
 ラスト「トゥーレの王」「糸を紡ぐグレートヒェン」はぐっとくる。
痺れた。
 アンコールは二曲もサービス。
 「ます」では思わず笑みが湧き、「アヴェ・マリア」では引き込まれ。
 その後、時計を指し「ごめん、しょうがないのよ」とばかりのジェスチャーで退場。
 素敵なヘンドリックスさんの素敵な時間をありがとぉぉぉ。


次のプログラムまで、中庭の屋台村で飲み食い。
なんと、思いがけず差し入れシャンパンあり、飛び入り参加ありでちょっとした宴会気分。
屋外での飲み食いおしゃべりは楽しい。


247 小曽根真 ホールC
“シューベルトの歌曲と即興曲をもとに即興演奏”というプログラム。
 わくわく!小曽根の即興!見る前の勝手な思い込みイメージは、キース・ジャレット的即興。
 ・・そ・・それが・・・。
 ・・さかのぼること、一昨年の小曽根モーツアルト。ピアノ協奏曲9番は面白くて面白くて小躍りしたい気分になったものだった。そして期待した昨年のガーシュインは、あまりに当たり前で拍子抜け。そしてそして今年のシューベルトは、昨年以上に当たり前すぎて興ざめ。
即興上等!のジャズ。テーマの旋律を崩しながら音を探しながらアドリブに持ち込み、また模索しつつテーマに戻るという(私的興奮の)王道は封印。すでに崩された(?)旋律から入り、何をやってるか当ててごらん的楽しみはあざとさにも映る。できれば1曲をもそっと長くやってほしかったが、お祭りなので有名曲を手短に曲ごとにMC入れて何曲もやってみましたてな感じか。
寝はしなかったけれど、ちょっと眠くなったのはアルコールのせいだけではないと思う。
がーん。でも、「即興曲」は面白かった。
今聴いているCDは、小曽根とゲイリー・バートンの「ヴァーチュオーシ」。これは大好き。


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