表身頃のココロ
ぼちぼちと。今さらながら。

2005年06月25日(土) ドイツ映画祭

長いこと滞っておりました。
すでに詳細は忘却の彼方ながら書いてみる。
今さら。

◆ドイツ映画祭
6/4〜12(有楽町朝日ホールにて)
2000年から最近までのドイツ映画の上映。全25本上映のうち10本鑑賞。

・「芝居に夢中」 【2003年/108分】★★★☆
  役者を目指す4人の若者を6年にわたって追った秀逸なドキュメンタリー。
  彼らの姿に胸が熱くなったり痛くなったり。

・「ファーラント」 【2004年/90分】★★★
  
・「ヴィレンブロック」【2005年/105分】アンドレアス・ドーレセン★★★☆
  中年男ヴィレンブロックに降りかかる悲喜劇を構成の妙で描く。
  人間洞察が頭抜けて秀逸な一本。

・「9日目」 【2004年/91分】フォルカー・シュレンドルフ★★★☆
  ナチの収容所に入れられていた司祭に出された異例な9日間の休暇(実話らしい)。
  実はナチが司祭を利用しようとしたミッションあり。
  そのミッションに苦悩し自らの信条を貫き通そうとする司祭。
  重たく見応えのある一本。司祭役の役者は「ヒトラー最後の12日間」では、
  全く立場が逆のゲッペルスを演じていて面白い。

・「ヒランクル」 【2003年/93分】★★☆
  5〜6年前のドグマ95映画「セレブレーション」(悪趣味なほど臓腑まで暴き出した
  私の大好きな一本)の焼き直しじゃん!てなほど酷似していて萎える。
  しかし「セレブレーション」の映像とは全く違い、透明で美しい。

・「夏の突風」 【2004年/98分】★★☆
  ゲイ少年のカミングアウト映画。
  面白く作られてはいるが。

・「タトゥー」 【2001年/105分】ロベルト・シュヴェントゥケ★★★☆
  残酷なシーンもあるシリアル・キラーものながら、下品にならず、
  全編を貫く暗いが透明なトーンとシャープな映像のセンスにしびれる。

・「シュルツェ、ブルースへの旅立ち」★★★★ 【2003年/110分】ミヒャエル・ショル
  音楽ものに異常に弱い私。もう、これは最高!もう一回見たい。
  いかにもドイツの田舎のまん丸おじさんが、ひょんな事からブルースを知る。
  そしてアメリカ南部まで旅するのだ。
  長廻し・テンポ・間が超好み。やさしく思わず微笑みのこぼれる一本。

・「クレイジー」 ★★【2000年/93分】
  
・「ヒトラー最後の12日間 」★★★☆【2005年/155分】 オリバー・シュピーゲル
  最終日の上映。これまで見てきた9本はそれぞれ充分に面白かったが、
  お金をかけた力のある大作はやはり別格だなと思う。


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るつ [MAIL]

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