表身頃のココロ
ぼちぼちと。今さらながら。

2005年03月27日(日) オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」

◇コジ・ファン・トゥッテ

作曲:モーツァルト
演出:コルネリア・レプシュレーガー
美術:ダヴィデ・ピッツィゴーニ
指揮:ダン・エッティンガー
東京交響楽団


話は無茶無茶な2組のカップルの交換話。最後に元のさやにおさまっても、そ・・そうはいかないんぢゃぁないでしょうかぁぁ・・と呟きたくなるような寓話である。
しかし、それがモーツァルトの極上の音楽で奏でられると妙な説得力を持ち、愚かな男と女の本質を描いた傑作のように思えてくる。
演出が良かったせいもある。
演出家コルネリア・レプシュレーガーは女性である。普遍的な男と女を描きつつも、女性か、はたまたゲイでないと出せないような細やかな演出にかなりの満足を覚える。
モーツァルトの音楽は本当に美しい。
重唱の美しさは脳内麻薬放出度高し。
姉役のヴェロニク・ジャンスは好みの理知的な声。

フィオルディリージ:ヴェロニク・ジャンス
ドラベッラ : ナンシー・ファビオラ・エッレラ
デスピーナ : 中嶋 彰子
フェルランド: グレゴリー・トゥレイ
グリエルモ : ルドルフ・ローゼン
ドン・アルフォンソ:ベルント・ヴァイクル

(新国立劇場オペラ劇場)


 < 過去  INDEX  未来 >


るつ [MAIL]

My追加