2005年01月21日(金) |
「バレエ・カンパニー」 |
◆ バレエ・カンパニー The Company [アメリカ/2003年/112分]
監督・制作:ロバート・アルトマン 制作・原案・出演:ネイヴ・キャンベル 出演:マルコム・マクダウェル、ジェームズ・フランコ ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴ
アルトマンの映画と知らなければ、ドキュメンタリーだと思ったかもしれない。 ・・いや、ネイヴ・キャンベルもいなければ・・だけど・・。
実在のバレエ団を舞台に、経営者・団員の両側面から捉える手法はまさにドキュメンタリー。「バレエ(アメリカン・バレエ・シアターの世界)」@フレデリック・ワイズマンを彷彿とさせるが、この映画はそれに物語として血と肉を与え、語っている。
経営のトップにマルコム・マクダウェル、主人公の団員にネイヴ・キャンベルと、演技が必要な物語部分の要には役者を起用し、あとは実際の団員で固められる。
自身がバレエを学んでいたというネイヴ・キャンベルが企画を持ち込んだそうだ。 思ったより踊れているように感じたので驚いたが、やはり固いし回転は速いし、カメラワークでごまかしてもどうしても現職より見劣りしてしまう。 話の中で、レパートリーの主役として絶賛されるのはつらいところだが、これも物語と割り切ることとする。
人へのあたりは柔らかくソフィスティケートされていながらも現実的経営手腕をふるう、食えないタヌキおやじ経営者のマルコム・マクダウェルはとても素敵!
なんだかんだいいつつ、去年に引き続き二度見た私は結構楽しんでいたのだった〜!
(atギンレイホール)
|