2005年01月08日(土) |
「ベルリンフィルと子どもたち」春の祭典〜ダンス編・演奏篇 |
◆ 「ベルリンフィルと子どもたち」 <春の祭典>ダンス・パフォーマンス篇、オーケストラ演奏篇
映画「ベルリンフィルと子どもたち」 (感想はこちら) の中で演じられたパフォーマンスと演奏をそれぞれノーカットで上映しているというので行って来た。
一部は、ダンス・パフォーマンス編。 本家の映画ではダンスの練習風景を主に描いていたが、このダンス・パフォーマンス編では、<春の祭典>ダンス本番当日の全体像が映し出される。 子どもたちは主に黄色と赤、ふたつに色分けされた衣装で登場。 ふたつの部族というストラビンスキーの元解釈でいいのかな。 振付師のロイストンの奮闘の甲斐あって、きちんと真面目にそれぞれの振付を全うし演じる子どもたちの姿は感動的だ。 また、演出は力強く、ステージ上を埋め尽くすほどの子どもたちの場面は圧倒的。 生け贄や長老などの要となる役は、きちんとした力のあるダンサーが演じていて、バランスも良い感じ。 ベルリン在住250人の子どもたちといっても、数字は忘れてしまったがいくつかの学校と町の3つのダンススクールがクレジットされていて、出演する子どもの年齢の幅も実力差も大きいのだ。
二部はベルリンフィルの演奏編。 映画の中で子どもたちを招いて演奏の生リハーサルを聴かせていた場面のノーカット版だ。 厚く美しい演奏と子どもたちの表情も良い。
(atユーロスペース レイトショー)
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