表身頃のココロ
ぼちぼちと。今さらながら。

2004年11月19日(金) ゲルギエフ+ウィーン・フィル

ワレリー・ゲルギエフ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
サントリーホール
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

素晴らしかった。
第2楽章あたりからうるうる、最終楽章では何度も視界が涙でにじんで、しまいには鼻水
まで垂れてしまった・・うぐうぐ。
会場全体の集中の度合いも凄いものがあったように思う。

今日の演奏会は、ゲルギエフの故郷、北オセチア共和国学校占拠事件の犠牲者の追悼と
残された人達への支援のチャリティだった。
通常の演奏会よりずっと入手しやすい設定の料金。
あっという間に売り切れたようだ。手に入れてくれた友人に心からの感謝。
曲目は「悲愴」一曲のみ。それで充分だった。
演奏前に、曲の終了時には「祈りを込めていただきたく・・」拍手は無しでお願いしたい
とのお話あり。
消え入るようなエンディングから、静止したままの長い余韻が(1分以上あったかもしれない)続き、ゲルギエフは頭を下げたまま静かに退場。

ゲルギエフの祈りと気迫が楽団員に通じていたような演奏だった。
ぼーっ・・。

急遽、収益の半分を新潟地震の被災者に寄付するとのこと。


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るつ [MAIL]

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