2004年11月15日(月) |
「オールド・ボーイ」 |
◆ オールド・ボーイ [韓国/2003年/120分]
監督: パク・チャヌク 出演: チェ・ミンシク 、ユ・ジテ、 カン・ヘジョン
←この絵、好き
ある日突然拉致され、15年間理由も分からないまま監禁されていた男が、また意味も分からないままある日突然解放される。 この不条理の最たるシチュエーションから話が転がり出す。
15年の監禁の理由と黒幕を求めて疾走が始まる。 逃げ場のない細い廊下でのおぢさんVS わらわら多数の敵・横から長廻しワンカット格闘シーンが、ど新鮮! “15年間のシュミレーションが今ここに現実として試される”格闘にわくわく! “15年間のシュミレーションが・・以下略”彼女を襲うシーンに大受け! “15年間のシュミ・・以下略”餃子以外の食べ物を食す・・タコの躍り食いにげんなり。 とまぁ、ほぼわくわく気分で話を追うが、後半、監禁の理由が少しづつ分かってくると主人公の疾走とは裏腹に、こちらは同じスピードで萎えていく。 どこをどうとっても過剰な韓国風味付けに満ち満ちているが、ストーリーは、蒔いたタネがきちんと回収され、すっきりとしていた印象。
と言いつつ、差し出されるストーリーにケチをつける趣味はないが、ひとくさりーネタバレ付き。 黒幕のぼんぼん、そもそも全ての発端は若き日の自分達の行為からだったはずなのに、思わぬ成り行きに罪の意識を彼ひとりが背負い込む結果となり、それが耐えられず、オノレのアイデンティティを守るための責任転嫁、いわば逆恨みで人の15年を奪う行為はどんなもんだろう(長い文だなー)。 偶然目撃し、特に意図しないながらも噂を広めてしまった行為が15年に匹敵するのか? そして15年を奪われた方もその説明で納得してしまうのかいな?
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