チェ・ゲバラ写真展 パルコミュージアム 「モーターサイクル・ダイアリ−ズ」があまりにも素晴らしく、がぜんゲバラに興味が 湧いてしまった。 彼に関する本など読み、それまでは簡単なアウトライン程度の知識しか持っていなかっ た私のゲバラ像が、立体的になってきた。 映画を見てから一ヶ月近く経ってしまったが、ようやく写真展に行って来た。
4人の写真家ごとにブロック分けされての展示。 いずれも革命に成功後の安定した日々の写真である。 人民とともに理想の国を作りゆく日々は、希望の中、穏やかで安らかそうだ。 しかし、希望に満ちたキューバの中で、母国アルゼンチンや他のラテンアメリカ諸国が 相変わらず搾取され続けている現状を見ている彼の心中は平穏ばかりではなかっただろう。 カストロとキューバに別れを告げる少し前の年の写真はそれを語っているようだった。
「モーターサイクル・ダイアリ−ズ」公開記念の写真展であるので、映画のスチールも 多数展示。ガエルちんかわいい。 会場では他に映像コーナーもあり、老いたアルベルトとともに監督が実際の地を訪れ語る 映像も流されていて、見入ってしまった。 メイキングでもあるので、DVD発売時には収録されるんだと思う。
余談ながらイラクで人質となり殺された日本人の若者と、無謀な南米旅行を敢行した 彼らとどんな差があるのだろう?
◆ソウ Saw [2004年/103分]
監督: ジェームズ・ワン 脚本: リー・ワネル 出演: ケアリー・エルウィズ ダニー・グローヴァー モニカ・ポッター リー・ワネル
一番の衝撃は、ケアリー・エルヴィスの姿! あの繊細な青年が、腹ぼての中年に・・。 ・・・自然の摂理。
密室シーンは緊張感にあふれるも、その外のシーンや回想シーンになると、とたんに緊張感がなくなり、集中がとぎれる。 また、ダニー・グローバーのパートがミスリードになっていない。 とはいうものの、楽しませてもらった。 若い才能の今後に期待。
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