Howdy from Australia
←|目次|→
本日、移民コンサルタントから連絡があり、永住権が下りたことを知らされた。
やった!
この日が来るのをどれだけ待ち焦がれたことか。これまでずっと「本当に大丈夫なんだろうか」という不安が頭の隅にあった。何はともあれこれで一安心。
すでに仕事も始めているので、特に今日から何かが変わるわけではないのだけれど、じわりじわりと嬉しさがつのってきた。
早速上司にも報告。何を隠そう、面接で「永住権に申請中ということだけれど、万が一永住権が下りなかった場合はどうするのですか。」と、質問されたのだった。
「必要な得点に達しているのでその件に関しては問題は全くありません。」と、その場では自信満々に答えたものの、正直言って永住ビザがもらえなかった場合のことなど想定してもいなかった。
永住ビザもないのに結局雇ってもらえて、この病院で働き初めて二週間。一日の大半を文献検索や要約などに費やす毎日。上司とも頻繁にミーティングがあるので、絶えず緊張感を持って取り組んでいる。
上司は若く、エネルギーに満ち溢れていて、日々前進していないと気が済まないのだと言う。何か質問すると誠心誠意答えてくれ、何か物事を頼むとその日のうちに行動を起こしてくれる。
この上司の下で研究が出来るのはかなり恵まれているのではないかと思う。二週目にして研究の方向性を絞り、実験方法を模索する段階に入ってきたけれど、新しいことを学ぶということは興味深い反面、かなり辛い作業。家が近いとはいえ、平日は何もする気が起きないほどくたくただったりする。
ちなみに、同じ部屋の同僚の機嫌の良し悪しは、朝部屋に入ってくる時の声の調子で、判断できるようになってきた。
最初の数日は、
「私、何かした?」
と、自分を責める気持ちがあったけれど、慣れてきたら、虫の居所が悪い時は電話にもプリンターにも上司にも八つ当たりをする性格なのだということが分かって、随分と気が楽になった。
|