Howdy from Australia
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先週の日曜日のこと、近所に住む友達にずっと借りていたDVDを返しにお邪魔したら、
「実は最近分かったんだけど、妊娠したの〜!」
と、報告されて、びっくりした。つわりもあるんだって。
おめでとう〜!といいながら、お腹の方にも手を振って挨拶をしてみる。研究室の友達で昨年結婚した彼女は、まだ博士課程在籍中。これから執筆というときだったので、本人も戸惑いと喜びが半分半分のようだ。一緒に冗談を言っていた友達が、来年にはいよいよお母さんになるなんて。感極まって、思わず彼女を抱きしめてしまった。指導教授には近いうち知らせるそうだが、五人の子供を授かった指導教授のこと、自分のことのように大喜びする姿が目に浮かぶ。
それで今日、他の研究室の友達と電話で話をしていて、「ちょっと聞いてよ!」と言ったら、彼女の妊娠をすぐに言い当てられてしまい、最近の大ニュースだったのにもったいぶることすら出来なかった。ちなみに電話の用件は私の卒業式に来られないということだったのだが、病院の研究職を最近得たばかりなので、お休みをもらうのはちょっと難しいとのこと。新しい職場でも大学の頃にやっていた実験などを任され始めたようで、かなり充実している様子。職場の先輩科学者から、「あら、飲み込みが早いわね」と言われ、「これまでずっと人に教える立場だったんですけど・・・」と、内心かなり可笑しかったらしい。
今の仕事にも慣れてきてそれなりに居心地もよいけれど、やっぱり目指すは研究職。契約もそろそろ切れるので、間髪いれず次の仕事を見つけなければと思っていた矢先、久々に体の中が熱くなるような研究職の求人を発見。
これまでの知識が生かせ、まさに自分が夢見ていた通りの仕事内容。まぁ、この手の研究職は公に出した時点ですでに内定者がいるということも少なくないし、英語が母国語でもなく永住権も申請中の私はもしかたしたら門前払いかもしれないけれど、挑戦しても何も失うものはないし、とりあえずやってみないことには何も分からない。今の仕事の多忙さに身を任せて、人生の目標を見失いかけていた今、この応募に巡りあえたこと自体幸運なことかも。やっぱり、はりきる何かがあるのって嬉しい。
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