Howdy from Australia
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12月は両親も忙しく都合が悪いので、卒業式は来年の5月に延期しようと思っていたのだが、卒業式の日程の変更は不可能だという返事が大学側から返ってきた。出席できなければ卒業証書が自動的に送られてくるらしい。後で式にだけでも参加したいという場合は申し込むこともできるそうなのだが、卒業証書が手元に届いてから、式に参加するというのも、何だかなぁ…。
ということで、考えた末、12月の卒業式に参加することにした。今年中に終らせてしまうのも一つの区切りになるし、お世話になった方々や指導教授にもちゃんと挨拶もできる。あいにく父は来られないが、母だけはるばる日本から来てくれるというので、呼び寄せ航空券なるものをこちらで購入して贈った。
初給料が出たらその時は家族に大盤振る舞いをしよう!と前々から思っていたので、こういう形で実現できてよかったが、両親揃っての参加だったら財政的にかなりきつかったかも…。航空券は旅行会社の方から直接日本に送ってもらえて、観光ビザの手続きもたったの10ドル。余計な手間も省くことができ、なかなか便利だった。
仕事の方はと言うと、最近は残業もできるようになった。今までは上司の指示を仰ぐ事が多すぎて、残業の許可すら下りていなかったのだ。残業すると時給は通常の1.5倍つくし、夕食代として20ドルが支給される。これは、かなり大きい。ちなみに、残業がつくのは下っ端の証拠で、会社の規約によると上役たちには残業手当はないようだ。
そして、本日初めて土曜日出勤を体験。休日は時給が2倍なので、これを見逃す手は無い。でも、出勤したのがうちの部だけだったせいか、かなり陽気でリラックスした雰囲気。平日より楽しく感じられるほどだった。普段はそれぞれがもくもくと業務をこなしていて、笑い声があがるなんてことはまずない。
しかし、貧乏暇無し、稼げる時に頑張ろう!と意気込んでいた矢先、まだ5年しか使っていない掃除機が壊れた。保障期間はとうに過ぎているとはいえ、モーターが焼け焦げたのか、轟音と共にすすをそこら中に飛び散らし、息絶えてしまった。部屋中がけむい匂いに包まれ、絶句。オーストラリアの電化製品はやはりあなどれない。あぁ、どうしてこうも出費の予定ばかりが先行してしまうのだろう…。
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