2006年08月18日(金) |
ふたつ目のエンジンを持つということ |
あなたのお金が 世界を旅します... Zuto Zuto
いつの世も、人が生きるということには それなりのドラマが内包されています。
「誰にでも一編の小説が書けますよ。 それは貴方自身の自伝です」
という言葉は意味を成しますね。
例えば、 江戸時代の又八さんの「自伝」はどんなふうになるのでしょうか?
おそらく又八さんは子供の頃から丁稚奉公に行き、 働いて働いて、結婚して子供を作ってまた働いて、
「そろそろ体にガタがきたから、もう仕事を止めようか」 という時分には病が体を蝕んでいて、 息子の祝言も聞かずにぽっくり逝ってしまう、
そんな人生だったのではないでしょうか? (まさに、働くために生きていた又八さん・・)
又八さんの場合、
仕事からの収入がある時(10歳〜55歳)と、 人生が終わってしまう時期(56歳)が ほとんど変わらないのです。
⇒ 「老後」とは、 人生における貴重な【おまけ】だったのですね・・。
又八さんの「収支」を見てみると、
毎年30稼いで、まるまる30使って (それを繰り返して)
体にガタがきた、仕事を止める、死んでしまう というイメージです。
(ですから、 「こちとら江戸っ子だ。宵越しの銭は持たねえよ」 というのも まあ、理に叶っている面があるのです・・)
ところが、2006年現在、 私たちが直面している「人生」は まったく違っています。
毎年30の稼ぎがある時期(22歳〜60歳)を過ぎたあと、 今まで誰も経験したことがないような長い期間、
【稼ぎがない時期】を、 人生の第2ステージで経験することになるのです。
60歳 〜 90歳?
(まさに 未知の領域 です・・)
なぜ、私たちが 毎年30稼いで、まるまる30使ってしまわずに、 4でも5でも【貯蓄】しようとするかというと、
長い長い【稼ぎがない時期】を どこかで 予見 しているからなのでしょう・・。
あなたは70歳になった時も、 今と同じ「生活レベル」を保ちたいですか?
(わたしはもちろん YES )
経済的にも そして精神的にも、 「今の生活レベル」を維持させていくためには、 (何しろ長い長い【稼ぎがない時期】が待っていますから、)
まず、
1.毎年の稼ぎ を増やす努力をすること
が重要です。
< これを「ひとつ目のエンジン」と呼びましょう >
それから、
2.毎年毎年 積み上がっていく4や5の【貯蓄】にも、 働いてもらう必要があります。
はい、これが投資を行う「マインド」です。
< まさに「ふたつ目のエンジン」! >
頭の中でイメージしてみてください。
毎年の稼ぎ を増やす努力をすること。 (= お仕事に 注力する)
そして、 手元に残るお金にも働いてもらうこと。 (= 「投資」という お仕事です)
このふたつのエンジンは、 ふたつで「ワンセット」、まさに ダブル駆動 です(笑)
どちらも同じくらい大切ですし、 どちらも何十年と続けていく必要があります。
貴方自身の 生涯の【稼ぎ】とは、 お仕事からの【稼ぎ】 + 手元に残るお金を働かせた結果の【稼ぎ】
なのです。
これからは、長くなった人生を担保するために 【稼ぎ】のエンジンは ふたつあるんだ!
と思ってください。
(考えてみれば)投資 とは、
私たちが生きる「この世の中」だから必要になってきた、 新しい種類の【作業】なのです・・。
又八さんの時代より、 私たちの人生は 複雑 で、 かつ 工夫可能な「時間軸」になっているのです・・。
カン・チュンド 拝
〜 人生と資産運用に適度なウォーミングアップを 〜
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