2006年05月23日(火) |
時間軸 を引っ張って、できるだけ伸ばしてあげましょう(笑) |
(気が付くと、日程が迫っていました ↓)
人生と資産運用に【適度なウォーミングアップ】を。
〜 逆転の発想スクール 〜
6/4・11日 in 大阪産業創造館 【トウシとの初恋 を成就させる黄金ルール17】
こんにちは、カン・チュンド です。
毎朝の通勤、ご苦労さまです。
(偶然ですが)今朝、電気屋さんの軒先のツバメの巣に、 4羽のヒナがいるのを発見しました!
(まだ、小指ぐらいの大きさ・・カワイイ)
普段はせわしない通勤途上でも、 例えば「あれ? ここにコンビニができるんだ」
という 発見 があったりしますよね。
それが【変化】というものです。
市場(マーケット)の数字、株価の変動 というものは、 たまに見ると何らかの 示唆 を与えてくれますが、
【毎日毎日見続けて、プラスになることなんて全然ない】 とわたしは思います。
なぜなら「時間のサイクル」が短すぎるからです。 (1日単位でしょ)
資産運用を行う者にとって、 これは 百害あって一利なし、です。
皆さん、何のためにお金を育てるのですか? (目的・・)
その作業はどれくらい続くのですか? (運用期間・・)
例えば「チャップリン」という映画 は、 チャップリンという人の一生を (なんと)3時間くらいで見せてしまいます。
チャップリンは88歳まで生きましたから、 「1歳分」は(なんと)2分強 です(笑)
ここで【命題】
資産形成 を目的とする私たちが、 毎日の、あるいは毎時間の「情報」を逐一追いかけて、 何の意味があるのでしょうか?
「情報」を 時系列的 に入手する唯一の理由は、 本質的な【変化】を捉えるため。
それだけです。
投資に関して、短い時間の単位で「情報」を送る側には、 「情報の送り手」として それなりの 思惑 があります。
特に テレビ というメディアは、 一日中なんらかの「情報」を流し続ける 宿命 を負わされています。
例えば、毎日のマーケット(いちば)の動きを、 冒頭の「通勤風景」で喩えるとこんな感じです。 ↓
「はい、わたくしカンは本日7時43分に、 喫茶マイアミの前を 右45度の角度で曲がりました。 喫茶マイアミには現在 5名のお客が入っています。
そして、コクミン薬局の隣の花屋さんは(昨日より5分遅く) 7時52分にシャッターを開けました。
カンは地下鉄の入り口に、7時58分に到着。 本日は、後ろから2両目の真ん中のドアから列車に乗りました・・」
みたいなことを、 さも「重大な情報」のように流し続けているのです。
皆さん、よろしいですか。
マス・メディア は、 たった1日の中でも、さまざまな「ドラマ」を作り出し、 それを演出する必要があるのです。
(それが彼ら/彼女らの 仕事 ですから・・)
ただ、皆さんは、 ◆ メディア と同じ「時間軸」を持つ必要はないのですよ! (ここ、重要)
皆さんの お仕事(資産形成)は、 マス・メディアの お仕事 とは、まったく違うわけですから・・。
アメリカでは CNBC、ブルームバーグなどの 「24時間マーケット情報番組」が人気を集めています。
わたしも時々見ますが、彼らはなんとか 短い時間軸の「サーカス」を盛り上げようと懸命です。
実際、CNBC などが人気を博し始めて、 投資家の「短期売買志向」が強まった、 というデータが出ています。
んー、ちょっと 視点 を変えてみましょう。
例えば、それが 資産運用 ではなく、 皆さんの お仕事【職業】ならどうでしょうか?
ある事業、もしくはプロジェクトを組む場合、 そのニーズ・採算等を占うために、
1年後、3年後、5年後という「時間軸」を持ちますよね?
例えば、5年後の 事業成長 を予測して、 ライバル企業との「比較」を行なったりもします。
設備投資 もそうです。 何年も先の 生産個数、売上高、コスト等 をはじき出して、 この投資が 本当に見合うものなのかどうかを判断します。
あるいは 人事部 におられる方。
ヒトという 資産 を、 やはり「長期の時間軸」で捉えられますよね。
なぜ、金融商品を購入する場合に、 3年、5年、10年という 「時間スパン」が持てないのでしょうか・・?
資産運用 とは、 ◆ 皆さん自身が主人公の、 ひとつの壮大な事業、プロジェクト なのです。
「時間軸」を どれくらいの長さで持てるか?
この一点で、 資産形成の優劣 は半ば決まってくると思います。
(ちなみに)かの ウォーレン・バフェット氏 は、
「明日から5年間マーケットが閉まっても、わたしは一向に構わない」 と言っています。
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