2006年03月07日(火) |
水族館そのものを所有してください |
こんにちは、カン・チュンド です。
突然ですが、 最近、水族館 に行かれましたか?
水族館というところは不思議な所です。
人間が観賞するために、 わざわざ水槽ごとに分けて魚を陳列しているのですから・・。
(魚にとったら いい迷惑ですよね・・)
【リスク】と【リターン】という物差しを持って、 各運用商品 を眺めてみれば、
ひとつひとつの水槽ごとに 運用商品を「区分け」することができます。
例えば、株式は過去、 債券より高い「結果リターン」を実現しています。
(これから先の「期待リターン」も債券より高いでしょう)
しかし株式は、 債券より高いリスクを内包しているのです。
また小型株式は 大型株式よりも高い「結果リターン」を残しています。
(その代わり、内包するリスクも大きくなるのです)
同じ大きさのリスクを背負うなら、 期待リターンがいちばん高い商品を選びたいですよね。
同じリターンが期待できる中では、 リスクがいちばん小さな商品がいいです。
さあ、各水槽 を眺めて、 「果たして どの運用商品がいちばん良いのだろう?」 と思案に暮れているあなた。
一度、水族館の外に出て、 深呼吸でもしてみてください(笑)
直立不動のわたしが水族館の外で、 あなたを待っています。
そして、拡声器を片手に こう叫ぶのです。
「えー、皆さん 違うのです。 皆さんが選ぶべき運用商品 は【水族館】そのもの なのです!」
??
(大胆な「発想の転換」ですね・・)
つまり、
「水族館」そのものを保有する場合にのみ、 真の意味で 【リスク】と【リターン】の「釣り合い」が 取れた 資産運用 になる、
ということなのです。
言い方を換えますと、
相性がよい複数の【資産】を、 リスク分散されたカタチで保有する (= ファンドのカタチで保有する) 場合にのみ、
【リスク】と【リターン】の「理想形」が 実現できる ということなのです。
(保有資産の多様化 ですね)
「理想形」と云っても そんなに難しいものではなくて、
更なるリスク を受け入れる代わりに、 更なるリターン も求めるよ。 そしてそれが 自然と報われる形を「理想形」というのです。
「チチュウカイミドリガニ」 がいいの、とか、 「ナマズ」 の七不思議について語る、とか、 「シロイルカ」 に乗った夢を見る とか、
そんなふうに 個々の魚 に夢中になっていくと、
【リスク】と【リターン】のバランスが 取れなくなるのです。
更なるリスク を受け入れているのに、 更なるリターン が・・やって来ない。
(でもなぜかあなたは 嬉しそう・・)
この「更なるリスク」は、
【非合理的リスク】とも呼ばれ、
将来のリターンに 貢献することがないリスクなのです。
水族館そのものを所有する という「理念」から外れ、
あの 魚 が、あの 珊瑚 が、 という「好み」を追求するにつれ、
【非合理的リスク】は大きくなってしまいます。
ひとつひとつの魚を眺めるのは 「観賞」としてはいいのですが、
資産運用 ではお勧めできません。
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