コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2006年02月14日(火) バケツの中で 世界 はどう動く?

こんにちは、カン・チュンド です。

@この冬は近年にない寒さですね。

飛行機で8時間ほどかかるインド北部でも、
70年ぶりの寒波が襲っているそうです。
(逆に、オーストラリアは 猛暑 らしいです・・)

皆さんお気づきのように、
この4、5年、世界的に「異常気象」が続いています。

「異常気象」の定義は、
・平年の天候状態から大きくかけ離れた状態 を指します。


正式には、

・30年間に1度起こるかどうかの
異常な天候状態のことを指すそうです。

30年間に1度??

ちょっと待ってください。


「異常気象」は
もう何年も続いていますよね。

そうすると、

ほんらいの 異常気象 の「定義」が、
現状 にそぐわなくなってきていると
思いませんか?

(異常 が 異常 でなくなってきている?)


(これは別の話 になりますが)

ある地域 で起きる「異常気象」は
別の地域 の「異常気象」と連動して起こる 傾向 があるそうです。

これを
「遠隔影響(テレコネクション)」と言います。

確かに、地球のA地域の「異常気象」が、
C地域や F地域 に波及しているケースは
よくありますね。


わたしは 気象の専門家 ではありませんが、
(私見として)

昨今の「異常気象」では、
・暑さ 寒さの【振れ幅】が大きくなってきていると思います。

この原因が「地球の温暖化」によるものなのかどうか、
わたしには分かりませんが、

地球の「気象状況」が、
以前とは違った状態になりつつある、

ということは確かでしょう。


過去 何百年の「気象状況」とは、
異なった「ステージ」に向かいつつある、という意味です。

◆ 世界を「ひとつの大きなバケツ」に喩えると、

(気象の世界 では)

・バケツに入った水が、
 以前よりも大きく波打ちながら、揺れている状態

 と云うことができるでしょう。


では、【経済の世界】はどうなのでしょう。

「ひとつの大きなバケツ」は、
この10年以上 アメリカという「極」を中心に動いてきました。

今から 14年ほど経った 2020年ごろに、
バケツの内情 が どうなっているかは分かりませんが、

「バケツ」は今よりも大きくなり、

バケツの中 で、
【複数の極】がうごめいていることでしょう・・。


そうです、

◆ 世界は今、
  多極化 に向かう「プロセス」の最中にあるのです。

2020年になっても、

アメリカ・拡大ヨーロッパ等 は 世界経済 にとって重要ですが、

中国・インドなどの 存在感 が、
今よりずっと大きくなっているでしょう。

あるいは 現在は「後進国」とされる 国々の中にも、
経済発展 を遂げる 地域 がいくつも出てくるでしょう。


参照)昨年12月、ゴールドマンサックスが
BRICs に続く経済発展の可能性がある国々として、

Next Eleven を発表しています。

バングラデシュ、エジプト、インドネシア、韓国、
イラン、メキシコ、ナイジェリア、
パキスタン、フィリピン、トルコ、ヴェトナム

参照コラム(英語)】


2020年の 世界 は、

◆「バケツ」自体 が今より大きくなり、
  大きく波打ちながら、揺れている状態 になるのです。

それは、
今まで私たちが経験したことがない「世界像」です。

・暑さ 寒さの【振れ幅】が 今よりも大きくなっている。


つまり、

マーケットのアップダウンの「振れ幅」が、
今よりも大きくなっている とわたしは予想します。



    いちば投資 で 世界 を描こう...★

  知的人生設計入門  2/18・19日 in 東京
トウシとの 初恋 を成就させる 黄金ルール17】 

〜夜ぐっすり眠れる資産運用を学んでみませんか?〜


 < 過去  INDEX  未来 >

作者 カン・チュンド に熱いメッセージを。 [MAIL]

晋陽FP事務所 [ホームページ]

My追加
-->



Copyright (C) 2000-2004 SINYO FP OFFICE. All Rights Reserved.
HOME BACK