2005年09月30日(金) |
わたしは 無国籍人 です パート2 |
こんにちは、カン・チュンド です。
「インドに行ったことがあります」というと、 決まって「人生観とか 変わりました?」と訊かれますが、
そんなの 簡単には変わりません(笑)
わたしの場合20代の前半に、北部インド に3ヶ月余り滞在しました。
これくらいの間 異国に(しかも同じ国にいると、) (何というか)体 が 国 に馴染んできます。
例えば、朝 早く起きるようになります。
ターリーと呼ばれる定食を手で食し、天を仰ぎます。 (触感で 食べ物 を味わえるというのは すごい贅沢・・)
そして ご飯を食べ終えると、右手で歯を磨きます。
( ↑ インド人にはこの習慣があるため、 虫歯になる人がほとんどいないそうです)
意外に思われるかもしれませんが、「旅の感動」というのは その 発露の期間 が案外短いものです・・。
なぜなら、 人は「異環境」に驚くほど早く適応してしまうからです。
フムフム。
適応を果たした若者は 毎朝 ひとりの在住者 として、 チャーイ屋に行きます。
「イク チャーイ ディジエ」 (チャイを一杯 ください・・)
不思議ですね。
10年以上経った今も、 使っていた言葉は 覚えているものです。
(チャーイとは インド式の紅茶。 ミルクと砂糖が入っていてとても美味しい)
ところで、インド人の声が大きい というのは本当です。
例えば ふたりの男が言い合いをしていても、 それは 喧嘩 ではありません。
(純粋な 自己主張 なのです・・)
そして、インドといえば 牛 ですね。
牛の瞳 は 人間のそれに近くて、 時々 人以上に憂いを帯びた表情を浮かべたりします。
地元の人は牛が寄ってくると たらい で牛のお尻を叩いていました(ホントです)
(わたしは 牛の角で ひっくり返されたことがあります。 頭に大きなコブができました・・)
(インドに居るとき)
わたしは主にバスで移動していたのですが、 ある小さな町の停留所近くに、掃除 をしている人達がいました。
身につけている衣服は粗末なもので、 ほこり(というかゴミと一緒に)生活しているようでした。
身分の低いカースト に属する人達ではなかろうか、 と思いました。
カーストについては 海辺の町 プリー でこんな話を聞きました。 わたしが通っていた食堂で働く若者が、
「海辺に向かう道から逸れた、雑木林の近くに住んでるやつら、 あれは 俺たちとは違うんだ。 話すことばも違ってるんだから・・」
と言っていました。
カーストは、長きにわたってインドという社会に根付いてきた 悪しき文化ですから、これを一掃するのはたいへんなことだと思います。
また 都市部へ行きますと (まさしく)人の渦 というものに何度も巻き込まれました。
貧しき人も、権力を持つ人も 世を捨てた人も、 どんな人であろうと、
彼ら/彼女ら は 悠然 と構え、 「わたしは わたしよ!」という 気概 を持っていました。
(強烈な 自負心 の発露・・)
インドでの 時間 は、 「過去の一点が 光線 のように真っ直ぐ伸びて 現在 に至っている」
ということを ひしひしと感じさせてくれます。
・・まあ、今 お話したのは14年も前の「インドの印象」です。
物事の「土台」は 大きく変わっているでしょう。
わたしは 再び かの地 に赴き、 「変化」という ダイナミズム を味わってみたいと思います。
かの地 は21世紀中に、 世界最大の 消費地(マーケット)になっているはずですから・・。
今度は運用者という視点で、
インド亜大陸を見てみたいのです。
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おー、やっぱり優勝したんや(実感)
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