コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2005年09月16日(金) わたしは 無国籍人 です


こんにちは、カン・チュンド です。

「あのー、カンさんは 中国の方 なんですか?」と、
はじめてお会いする方にはよく訊かれます。

カン・チュンド(漢字 では 姜 忠道 ですが)と聞くと、
まあ皆さん、「日本人ではないな」ということは分かるわけです(笑)

わたしは在日韓国・朝鮮人の 三世 です。
(日本に住み始めて3代目の 移民 です)


本名 を名乗っているせいか、
「すごく 民族意識 が強いのですね」と云われることがありますが、

当の本人は そんなふうには思っていません。

本名 を名乗るのは、

「自分の根っこの部分」をいつでも意識しておきたい、
と思っているからです。

日本に住んでいる日本人なら、
自分の出自 をことさら意識する人はそう多くはないでしょう。


わたしの場合、
祖父母 が日本に渡ってきて
(つまりわたしは移民の子孫であり)、

自分の ルーツ とは離れた場所に暮らしているので、
ことさら 出自 を意識してしまうのでしょう。

そして(これは 歴然とした事実 ですが)

◆ 移民 とは、刻一刻 と そのルーツから離れていく宿命にある者です・・。

さて、わたしのルーツとは(実は)晋陽 です。

ハイ。

晋陽FP事務所 の 晋陽(しんよう)とは、
わたしの故国(韓国)における 本貫(ほんがん)なのです。

ほんがん?

はい、本貫(ほんがん)とは、
言ってみれば遠い祖先の「出身地」のことです。

(日本でいえば 本籍地 に当たるのでしょうか・・)


今でも 晋陽 という地名は韓国にあり、実在するのですが、
わたしは行ったことがありません・・(苦笑)

ものの本 によれば、晋陽 とはもともと 中国の地名 で、
現在の山西省の中部にある 太原市 がそれに当たるそうです。

太原市は 2500年の歴史を持ち、
古代は 晋陽、唐代には 北都 と呼ばれていました。

(もちろん 太原市 にも行ったことはありません・・笑)


考えてみれば、わたしの名前 姜(カン)も 元々は中国の名、
それも 北方遊牧系の 名前 らしいのです。

わたしの叔父がその方面に興味があり、いろいろ調べてみると、
どうも 姜 という名の「起源」は シベリア にあるらしいとのこと・・。

ワールドワイドですな(笑)

(ちなみに 姜 は中国語では チェアン と読みます)


ベトナムという国はもう 漢字表記 をやめていますが、
もしかしたら 昔の呼び名 で 晋陽 という場所があるかもしれません。

ペルーのリマにいる 華僑 の方が、
もしかしたら 晋陽飯店 というホテルを経営しているかもしれません。


そんなふうに考えると、

「わたしはどこから来たのか?」
というルーツを追い求める気持ちと、

「そうだ、結局わたしは何者でもないのだ」
と合点する思いとが、

自分の中で矛盾せずに【共存】していることに気付くのです。


わたしは時に 日本 と 韓国 の間で漂い、

わたしは時に 日本の内部 で漂っています。

わたしにとって 世界 とは、
等間隔に浮かんでいる 島々 であり、

わたしはどの島にも 降り立つことができるのです。

結局のところ、わたしは何者でもない。

(ということは 何者にもなれるということ・・)


強いていえば、【無国籍人の感覚】でしょうか・・。


資産運用 を行う上では この感覚は「利点」であると考えます。

そして 投資 という「窓」から 世界 を眺めていると、
絶え間ない 好奇心 に心をくすぐられるのです(笑)


皆さま、素敵な週末&連休 をお過ごしください・・。


※ ここしばらくは カン・チュンド たるもの、
晋陽FP事務所たるもの について語っていこうと思います。


       原点に還ろう....★

   投資 をギャンブルとは呼ばせない!

科学的アプローチを用いた、もっとも 合理的な投資手法 である
【インデックス運用】こそが、資産形成のいちばんの近道です・・。

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               枝雀師匠にはまってます(笑)


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