コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2004年05月01日(土) 何事も 対抗馬 が出るのはよいことです

     
こんにちは、カン・チュンド です。

(随分とご無沙汰してしまいました・・)

さて、日本経済新聞の向こうをはって
フジサンケイ ビジネス アイ という

日刊ビジネス紙 が発刊されていますが、
皆さんお読みになられたことがありますか?

フジサンケイ ビジネス アイ ホームページ


上記HPを覗くと、
総合、国際、金融・証券 というカテゴリーに混じって
中国 というカテゴリーが独立しています。

試しに昨日のリード をピックアップしてみますと・・、

・中国、金融機関の貸付規制が本格化
・中国国務院、鉄鋼など4業種で投資額の規制を強化
・中国で不動産価格急騰に警鐘 今後10年で5倍以上に

のような記事が見受けられます。


(ところで)ニュージーランドが
政策金利の引き上げを決めました。

アメリカでも金利引き上げが
視野に入ってきています。

中国の中央銀行(人民銀行)も、
政策金利の引き上げを余儀なくされるでしょう。

中国にとっては 世界の主要な顔 になって以来、
はじめての「ブレーキ踏み」となります。

舵取りは難しいものになるでしょうが、
この経験自体が たいへん貴重なのです。

20〜30年のスパンで見れば、
中国の金融当局は、

今後何度も景気の「ブレーキ踏み」を
試みなければならないからです。

(よく言われることですが)

遅れてきた者の メリット は
たくさんの前例・知識を データベース として
蓄積できることです。


(中国はまだこのメリットを
 十分活かしきれていないのではないか・・?)


さて、フジサンケイ ビジネス アイ ですが、
実際の紙面でも 同紙は 中国 に力を入れています。

中国株式の株価(A株も含めて)を毎日掲載するなど、
独自色 を出すことに躍起になっています。

確かに(長年 日経新聞に慣れた人にとっては)
独特の紙面構成でしょう。

※ 活字がたいへん大きく見やすいのも特徴です!


昨今、日経新聞の 官僚化 が叫ばれていますが
(わたしが叫んでいるだけ?)

「対抗馬」が出ることで、
日経新聞の活性化 にも繋がればいいですね。

何事も「スペースを独りで占領する」のは
よくありませんから。

(全部自分のものだと勘違いしてしまいます・・)

スペースを共有する
(ほんとうは嫌かもしれませんが)

同業者がとなりで食事をしている様が
「新たなスペース」を創造しようという活力を与えるのです。

(そうでしょ?)

そして、ユーザーにとっては価格・サービス面で、
様々なメリットが転がり込んできます。

これが「競争原理」です。
(ナチュラルな競争こそが、革新 を促す・・)

新聞・出版関係の業界は
いちばん規制に守られ、遅れているフィールドです。

(いちばん遅れているからこそ)
利益 の 源泉 が眠っているのです。





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