コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2003年04月04日(金) 「ゆでガエル」にはなりたくありません。


【本日の一家言】

私どもが『相談』に対してお金をいただくとは、
私どもが『相談』の受け答えに対して 責任を持つ ということです。


皆さん、「ゆでガエル論」ってご存知ですか?

熱湯にカエルを入れると、
カエルは熱くて飛び出しますよね。

しかし、カエルを冷たい水に入れてゆっくり温度を上げていくと、
カエルは気づかずゆで上がってしまうという話です。

“日本経済”もまさにカエルの如く、

ゆで上がっていくのを自覚できずに
日々を過ごしているようです。

今後“経済的な危機”が起こった場合に、
国 や 企業 は皆さんのことを助けてくれるでしょうか?

(わたしはそうは思いません・・)


私たちはかつて、
安心と義務 という「大きな器」の中にいました。

今、私たちは 孤独な存在 です。

自分の身は
自分で守っていかなければならないのですから・・。

私たちは今 責任と自由 という、
小さな「乗り物」に乗っているのです。

そこでは 判断 というものを
自分で下さなければなりません。


漠然とした“不安”は
誰でも抱くことができるのですよ。

しかし、“不安”は
長期に保有するほど 体 に悪いです、ハイ。

皆さん、健全な“危機感”を持ちましょう。

健全な“危機感”を持つことで、
ポジティブな行動 が取りやすくなります。


(また酷なことを申し上げますが)

株式市場という「いちば」は、
未来に対する 指標(シグナル)です。

負け組(企業)の整理が進み、
需給のアンバランスが解消し、

勝ち組(企業)がはっきりしてこないことには
(中期的な)株式市場の上昇 はないと考えます。

需要喚起 ということで言えば、
政府は 新たな仕事 を生み出す
『インフラ』を整備すべきと思います。

思いきった“規制緩和”ですね。


例えば、地方自治体が要望したにもかかわらず
認められなかった「規制緩和項目」があります。

●海外からの ビザなし渡航 の特例
●株式会社による学校経営 の解禁

●授業料を徴収できる「学校の範囲」の拡大
●日本の医師免許を持たない 外国人医師 による
 日本人への診療行為の解禁

●看護士などによる「診療の補助」を超えた医療行為の容認
●海外で取得した 薬剤師資格 の日本での認定

●幼稚園教諭と保育士の資格 の統合
●民間会社の従業員を 自動車登録官 に任命

●廃棄物処理法が定める廃棄物から「リサイクル可能なもの」を除外
●国内輸送を自国運送業者に限る「カボタージュ」規制の緩和

(02年10月12日付 日経新聞 より)


皆さん、どう思われますか? 

「これは緩和してしまったらタイヘンだ!」
というものがありましたか?

上記ほどの規制緩和もできないようでは、
日本経済の活性化 は望めません。

わたしは
日本経済 と一緒にゆで上がるのはイヤです(笑)

だから 行動(アクション)を起こしています。


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