V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2017年05月17日(水) 偉大な先代を継ぐ人が運命と向き合い葛藤する姿

『執念の経営』を読了した。10歳で片眼を失い、18歳で両腕を事故でなくした障がい者でありながら、北海道最大で100億超えのクリーニングチェーン店光生舎を一代で築いた高江常男氏の自伝。坂本光司先生の『日本でいちばんかと大切にしたい会社5』に同社が紹介されていて、もっと知りたくなったので、自伝を読んでみた。障がい者差別と戦いながら、真にノーマライゼーションの国を作ろうとした生き様は、まさに執念の人としか言いようがなく、とても感動した。個人的には第10章の、後継者である息子さんの『理念を継ぐ〜後継者の決意〜』にとても惹かれた。偉大な先代を継ぐ人が運命と向き合い葛藤する気持ちが、とてもよくわかる良書だ。


酒井英之 |MAILHomePage

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