嗚呼!米国駐在員。
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2005年11月16日(水) |
プロは金額で評価されるべき |
松井秀喜のヤンキース残留が決まった。
入団時は3年2100万ドル。 この3年間の堂々たる実績を引き下げて、3年3150万ドルの当初提示条件から、最終的に4年5200万ドル(約61億8800万円)で再契約に合意した。これでイチロー(4年4400万ドル)をしのぎ日本人メジャーリーガー最高額となった。
当初の条件から度重なる球団と代理人との交渉の末、球団は年俸換算で約3億円の上積みを最終的に提示。それだけ松井は必要なプレーヤーであったということ。その裏では、我々には分からない金銭面以外の色々なやりとりもあった事だろう。日本では確か横浜の佐々木投手の6億5000万円が最高額だったが、松井の総額を年俸換算すると1300万ドル(15億4700万円)。
なんとも庶民には想像もつかない金額であるが、世界の人間に夢を与える事の出来る貴重な人間の価値はもっと高くてもいいのかもしれない。
しかしながら、日本で報道されたこのニュースを見て驚いた。
「結局は金」
「マイナスイメージ」
何を言っているのか。
球団が選手をどれだけ必要とするかの尺度は球団の提示金額が大きな基準となる事は間違いない訳で、プロとして金額で自分の評価をされることを望んだ結果が何故マイナスイメージなのだろうか。「松井君はどうしても必要だ、お願いだから残ってくれ。」と言葉だけでどんなに評価されたって、結果として何の価値もないと思うのだが違うだろうか。
カネに汚い、なんてすぐに短絡的な評価をしてしまう。 これじゃ、日本もアメリカと対等にやっていけない。
Kyosuke
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