嗚呼!米国駐在員。
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2005年10月28日(金) 米系取引先とゴルフ

今日はデトロイトの米系取引先とゴルフ。

夏ごろに今年もゴルフ行こうか、と誘われていたものの、その後は何も連絡も無し。
まあこちらはどちらでも良かったのだけど、そのまま無視するのも何なので、「例のゴルフの話どうなったの?」と聞いたら、じゃあ今週金曜に行こう、となって急遽飛行機を予約してやってきた。なんだか社交辞令を真に受けてしまったようで少々後味が悪い。朝晩は既に35F(約2℃)まで冷え込んでいるので寒さが心配だったけど、時折太陽も顔を出すくらいの天気で寒さもそれほど厳しくなく、これは本当に助かった。

朝、会社に寄って簡単に仕事の話をしてからみんな揃って車で移動。
ゴルフに行くというのにアメリカ人は堂々としていて、残っている社員も行ってらっしゃ〜い、と見送ってくれる。

何せ相手はアメリカ人のお偉い3人で場所もいかにも高級なプライベートコース。
いくらアメリカ人と同組のゴルフが慣れたとはいえ、いつもは見知らぬ人。今回は相手が大事な取引先だからそれなりに気を使わなくてはならない。とはいえ3人ともゴルフがうまいので、こちらも迷惑かけずについていくことだけで必死であり、とても気を使うどころではなかった。

やっぱり言葉の問題は大きい。
ビジネスの場合は話すことが決まっているから余程気楽だ。遊びや日常会話の英語は意外と難しい。例えばいわゆるOKパットを与える時、アメリカ人は「OK」などとは言わずに、「That's yours.」と言うのだが、これも最初は何のことやらさっぱり分からなかった。周りの3人が繰り出す会話の端々に出てくるこうした意味不明の言葉が、何とも孤独感を感じさせるがそれもよし。

誘われるままに普段はプレー中に飲まないビールを飲み、もらった葉巻(1本20ドルもするそうな)をくわえての完全にヨソ行きゴルフで、楽しむところか結構精神的には疲れたのが実感。まあ、溶け込んでいるようで溶け込んでいないこんな日本人1人を誘ってくれるその好意はうれしかった。

プレー後は、それぞれ地元バスケットのコーチやら友人とのパーティやらという、皆さんいわゆるアメリカ人オヤジらしい予定が入っていたというのに夕食を簡単に付き合ってくれた。

酔っ払って空港までハイウェイを飛ばして、夜遅くまで便があったのでやむなく選んだNorthWestで帰宅。




Kyosuke