嗚呼!米国駐在員。
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2005年07月07日(木) |
北京 - 平均毎日千台車増加 |
北京市交通管理局のデータによれば、今年に入ってから北京市では一日平均千台の車が増えているそうだ。 北京市自動車保有量は241万台に達し、中でも個人所有の自動車保有量は165万台を超した。ドライバー総数は373万人。 北京の道路交通事故現状及びデータ統計では、北京経済建設の加速発展と人民生活レベルの上昇が進む中、北京の自動車とドライバー総数も急速に成長する時期に入っている。データでは、新中国が成立した当時は数千台しか無かった自動車も1997年には北京市全体で総数100万台を突破。この間48年。その後2003年には200万台を突破。たった間僅か6年。
中国、特に上海や北京などの都会でないクソ田舎に行った人ならば分かると思うけど、あそこには交通ルールが全くない。(都会でもルールはないが)
もともと、街そのものが自転車で走るようにデザインされている。そこに、自動車が得意げに自転車群をけちらして走るものだから、まさに無法地帯である。クソ田舎は信号なんてないし、あったとしても、住民のほとんどはそれが何を意味するのか分かっていない、単なる飾りか派手な電柱としか思っていない、と聞いた。
こんな田舎まで自動車が増えたら一体どうなるのか。しかも見栄張りの中国人、カネを持っている人間はとんでもなく持っているので1人で何台も買おうとするから、中国の自動車保有量は今後も増加の一方だろう。しかも上海などは駐車場スペースがないのに、どうするんだろうか。日本車をはじめとする輸入車は関税がかかるから、我々から見ても車の値段はおそろしく高い。昔はベンツ、今はレクサスがブランド車らしい。1千万近くするこうした高級車も結構目にする。
でも基本的に運転が下手だから、しょっちゅうそのへんでぶつけたり事故が起きて、道の真中で車停めながら運転手同士があーだこーだとののしりあっている光景は日常的だ。
車がどんどん増えて豊かになって、経済も成長するのはいいんだけど、その前にちょっとは交通ルールとか運転技術の教育をしっかりしないと。
おかしな教育は徹底しているのに。
というわけで、今日からまた中国へ・・・。
Kyosuke
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