嗚呼!米国駐在員。
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2005年06月10日(金) 中国日報を読む

中国滞在中は、ホテルに届けられる中国日報(China Daily)を朝食時に読むことにしている。

記事は当然ながら中国寄り。
相手国をやや持ち上げながら最後はこっぴどくたたく。相手が欧米でも容赦ない。そして、南京大虐殺のヘビーな写真を朝から見せられる事になる。


国際記事のみならず、庶民の日常を書いた記事も多く、興味を引く。

国営企業をリストラされた45歳の男性。
北京で職探しをするが、採用されそうな仕事は月収3000元(US$363)程度であり、給料が半滅。どうするか迷っている様子。中国では、毎年毎年、若手労働力が豊富に確保できるので、たとえ景気が右肩上がりでもスキルのない40代はすぐにお払い箱。

スポーツは、ほとんどMBA。
中国の国民的英雄、ヤオミンを擁するヒューストン・ロケッツの記事は外せないようだ。「これからロケッツはどうなるか?」なんてよく聞かれるのだけど、アメリカに住んでいたって興味のないチームの事なんて知らない。それにしても、若手から年寄りまでロケッツの事を本当によく知っているのに驚くが、これだけ記事にされていれば、それもそのはずだろう。
ヤオミンが移籍すれば、もうロケッツの記事なんか少しも出やしないのではないか。メディアの力。

大都市のホテルだと、日本のニュースを簡単にまとめた日本語の小冊子を届けてくれるのだけど、なんといっても中国日報の方が断然面白い。



Kyosuke