嗚呼!米国駐在員。
<目次>戻る進む


2005年04月14日(木) 出張先での1人飯はささやかな楽しみ / 日系企業訪問

今日の夕刻に出張から戻った。
先ほど、東京から来たアメリカンエアラインの機内トイレで死体が見つかったというニュースがあったけど、この事件の前に空港を脱出していたので特に混乱はなく順調に帰宅。それにしても、気味が悪い話だ。

昨晩は思い立ってホテルから日本食レストランへと車を走らせた。1人だったので「カウンターでいいよ」と、出てきた米人のウェイトレスに伝えたのだけど、「えっ、何?カウンター? ああ、SUSHI BARの事ね。」だって。
何が、スシバーじゃ!日本じゃそんな言い方しないぞ。
サッポロビール大瓶2本に、アンキモ、サーモンサラダ、牛スジ煮込みに寿司の盛り合わせを食べたら腹いっぱい。1人飯もすっかりなれた。満足満足。

ホテルに戻って、午後11時にチェックインした同じ会社のサウスカロライナの同期駐在員とホテルのバーで合流。
同じ米国内の駐在員同士でも、年に1回か2回しか会わないからこうして会うのは貴重である。適当に情報交換やら近況報告やらしているとあっというまに午前1時半。世代が同じというのは実に話が合って疲れない。上下関係がないというのは、こんなにいいものだったんだ。

今日は、その彼に連れられて日系企業を訪問。
普段は訳の分からない米系企業ばかり担当しているので、こうして久しぶりに日系企業を訪問すると本当に新鮮であった。

1)当たり前だけど言葉が通じる。そして、文化が通じる。つまりは相手の言っている内容が分かる。
2)米系のように、「私はその担当じゃないから知らない」という無責任な言葉は出ない。当たり前か。
3)米国に駐在しているもの同士なので、妙な共通意識があって色々丁寧に対応してくれる。
4)最後は、「ではちょっと検討してみます」というおきまりの言葉も懐かしくてよかった。

それにしても、応対してくれた日本人はとにかく忙しそうであった。もっとのんびりすりゃいいのに、あせったってあせらなくたって変わらないぜ、そんな事を少しでも考えてしまった自分は、やはり日本では既に通用しなくなっているのかもしれない…。


Kyosuke