嗚呼!米国駐在員。
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2005年04月12日(火) |
デトロイトでのヤバイ地域 |
午前のフライトでデトロイトへ。 街中から外れた取引先までレンタカーを走らせたのだが、一目でヤバイような地域に飛び込んでしまった。
1.家がボロボロ。そして決まって家の前にゴミが山積みでそのまま。 2.街中で、意味もなく突っ立って道行く車をにらみつけるクロちゃんがあちこちに突っ立っている。 3.車がどれもボロい。よくこんなの走っているな、と思うほど。 4.車通りが異様に少ない。道はろくに舗装されておらずにボコボコ。 5.あちこちに焼き討ちにあったような廃墟と化したビルが点在している。
別に普通に車を走らせている分には何の問題もないのだけど、やはりこんな地域を通るのは何となく嫌なものである。そして、こんな街中でランチを1人で取らねばならない事に気がついた。目につく小さなレストランは個人経営のようで全く入ろうとも思わない。こんな時に限って頼みのマクドナルドも見つからない。
10分ほど車でうろうろして、ようやく見つけたタコベルに入る。 店の前にタムロっている学生らしき黒人が異様な迫力。目に付く場所に車を停める。なんと店のカウンターは前面防弾(?)プラスチック張り。小さな穴を通して注文をして、お金を下の隙間から入れる。そして、小さな引き出しを通してハンバーガーを渡される(何でタコベルにハンバーガーがあったんだろう?)。 こんなファーストフードありかいな?店も汚なかった。
小さなテーブルに座ってそそくさとハンバーガーとコーラでランチをしていると、突然入り口から10人くらいの若者クロちゃんが入ってきた。若いんだろうけど、みんなバスケットのユニフォームみたいなのを着ていて異様にデカイ。態度も身体も。
どうやら店内で食事をしていた友達に会いに来たようだけど、よせばいいのにソイツは我のすぐ後に座っていた。おかげで、こちらも囲まれるような圧迫感を感じて、慌てて残りのハンバーガーを口に放り込んで退散した。どうみてもスーツにネクタイの日本人はこんな場所に似つかわしくない。
危害を加えられたわけではないし、個別で話すといい人もいるというのに、黒人街で集まっている彼らの圧迫感は何ともいいようがない。
それにしても、今日アポイントを取っていた取引先は従業員数万人の大企業なのに、何もこんな場所を選ばなくてもと思うのだけど。そこのビルだけピカピカで目立っていたけど、駐車場含めて高い鉄柵で囲まれてしかもガードマン付きで、周りの風景からかなり浮いていた。
Kyosuke
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