嗚呼!米国駐在員。
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2005年03月24日(木) アメリカ旦那の愛情表現

朝から雪。
ほんまに3月23日かいな!ああ、早くコート無しで通勤したい。

今日は米人とインディアナまで車で日帰り出張。
この米人、片道3時間の道中に嫁さんと電話で他愛もない話をしていた。それも何度も何度も電話をかけたり相手からかかってきたり。別に出張中だけでなくて普段事務所にいるときもだが。
雪が溶けそうだとか、昼は何食べるのとか、そんなくだらない話題だ。電話を切る前にはいつも「Love you、ハニ〜。」と、クソデカイ図体からは想像もつかない猫なで声を出す。

冷やかそうにもいい言葉が見つからず、たまらずこういった。

「俺、お前の事、ほんまに尊敬するよ。真似しろったって、嫁さんにそんなしょっちゅうしょっちゅうたいした用事もないのに電話するなんて絶対出来ないよ。付き合い始めの女性ならまだしも、相手は嫁さんだろ。数時間後に嫌でも顔をあわせるじゃないか。それも毎日。」

いかにもコテコテの日本人男児らしい(?)発言をした。

そしたら、
「常に隠し事無し!それが夫婦ってもんだよ。大事なのはいかにマメにお互いコミュニケーション取るかだよ。まあ、お前達日本人はどうかしらないけど、俺なんてしょっちゅう、カードを買ってきてラブレターを書いて嫁さんの化粧台にこっそり置いておくんだ。朝、嫁さんがそれを見て感激するってわけさ。嫁さんの機嫌がいいと、俺もうれしくなるって訳。カードなんてわずか2ドル。それだけで2人がこんなに幸せになれるんだから。それから花を買って帰るなんて日常茶飯事だよ。」

完璧である。そしてもっともである。
でも、こんな旦那はどうだろうか。男からみてこんな男は嫌だなあ、と思ったりする。

まあ、アメリカ人の離婚率が異様に高いのも、こんな夫婦生活を当たり前の姿だと考えているからだ、と勝手に思って納得した。


Kyosuke