嗚呼!米国駐在員。
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2005年02月23日(水) |
アメリカ人に働いてもらう方法 |
3連休明けの火曜日。 案の定、昨日が休日にならずに出社していた取引先からのメールと日本からのメールがたまっており、朝からフル回転。昼飯はさんで、ふっと一息ついたら既に午後9時。それにしても集中したもんだ。あ〜疲れた。それでも何となく充実感がないのは、やっぱりカネになる話が少なかったからかな。やだな、数字を気にする営業マンというのは。
どんなに仕事があっても5時ピタで帰るアメリカ人、何を指示してもそれが新しい事や少しでも自分の負担になる事だと分かると一切手を下さないアメリカ人、そんな彼らに囲まれて、もう彼らに頼るのはやめよう、自分で何でもやらないと、と思い続けて1年半がたった。
が、最近、そんな彼らを動かすにはどうすればいいかが分かってきた。
それは「困ってみせる」事だ。
オフィスの中で困ればいいのである。例えば、自分のような異国からきて英語もままならない人間が、必死に電話で新規取引を求めて電話するのである。そして、相手からは全く相手にされずに電話をガシャリなんてやられるのである。そんな姿を、周りのアメリカ人はよ〜く見ている。
そこで、「実はこんな事をしたくて色々当たってるんだけど、全くうまくいかなくて困っているんだ。」と言ってみる。
やれ、と頭ごなしに言われても全く動かないアメリカ人でも、困っている姿を目の前にすると何かせずにはおれないようだ。彼らは「俺に任せろ。こうすりゃいいんだ。」と自ら率先して手本を見せてくれる。こちらも、「それからこうしたいんだけど、全然出来なくって。」なんていうと、その後のフォローも夢中でやってくれる。
彼らから見れば、可哀想な日本人を手伝ってやった、という感覚なのだろうけど、こちらからすれば、結果としてはこちらの意向通り動いてくれたということになる。
分かった事は、日本人があれこれ言っても駄目なのだ。 自分で動いてみて困った時に、必ず彼らは助けてくれる。うちの会社はレベルとして低いのかもしれないけど、それが分かっただけで十分なのである。
Kyosuke
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