嗚呼!米国駐在員。
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2005年01月21日(金) |
67億円 訴訟 / 機内の出来事、母は強し |
昨日の日記の直後で驚いたが、今日、丸紅アメリカが提訴されたニュースが出ていた。 事情を知らぬ自分には何も言う事はできないが、何とも複雑な気分である。
今日は出張でサンディアゴへ。 冷凍庫の世界から一気に緑のある夏の世界へ。これが他の国ならいいけども、同じアメリカというのがどうにも納得行かない。だってサンディアゴの駐在員は一年中夏なんだから、あまりにも我々と違いすぎるで。
雪で1時間遅れた行きの飛行機。 座席に座ってのんびり離陸を待っていると、1人の金髪米人女性が隣まで来て、「席を替わってくれないか」と言ってきた。突然の事で何も言えず、唖然としてその女性を見つめていると、「Do you understand English?」となんとも屈辱的な事を言ってくる。 こっちは英語が分からないのではなくて、何で突然席変わってくれ、とこの女性に言われなくちゃならないのかが全く理解出来ていなかっただけのことだ。
「いや、アンタの言ってることはわかるんだけど・・・」というと、 「あなたはどこの国の方ですか。」と聞いてくる。
訳が分からないが、「Japan」と言うと、片言の日本語で、「スイマセン、アナタノセキ、ワタシノセキ、changeネ?」と言って来た。
そうこうしていると、女性の旦那と5歳くらいの男の子が自分の横にやってきた。ははあ、お母さんだけ離れた席になってしまったんだな、とようやく事情が飲み込めた。
まあ、当然変わる事はいとわなかったが、1つ問題があった。女性が示した席は14Fという普通のエコノミー席。自分はUNITEDのPREMIER EXECUTIVEというランクアップされた会員なので、ECONOMY PLUSという、エコノミーよりちょっと広めの座席である。4時間のフライトを窮屈なエコノミー席にわざわざ移るのは気が引けた。ただ、せっかくの親子3人のバケーションなのに、飛行機の席が離れ離れというのも気の毒だと思った。
そしてちょっと迷った挙句、席を立って譲ることにした。
離陸後、はるか後方の窮屈な座席から、その親子3人が座席で笑っているのを見て、席を変わってよかったなあ、と思った。
それにしてもあの女性、日本語喋れるとは驚いたな。
Kyosuke
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