嗚呼!米国駐在員。
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2005年01月02日(日) |
日本の5億ドル支援 - 少ないよ。 |
TSUNAMI被害で日本がUS$500Mil.の支援へ。
とりあえず今回の日本政府の「迅速」な決断は評価したいと思う。
額だけの問題でもないけども、金額上では最大支援国としてCNNでも散々取り上げられていたし、日本の存在感も世界でアピール出来ていると思う。ランク好きなアメリカ。今日の新聞では、早速支援額の順位が出ていた。
JAPAN : $500MIL. UNITED STATES : $350MIL. WORLD BANK : $250MIL. BRITAIN : $95 MIL. SWEDEN : $75.5MIL. SPAIN : $68 MIL. CHINA : $60MIL. FRANCE : $57MIL. : : SOUTH KOREA : $ 600,000.-
それにしてもなんなんだ、CHINAの$60MIL.って。 この国はODAが必要じゃなかったんかね。中国がアジアでの発言力を高めたいような動きに出ているという事だろうか。日本は中国のODAに3兆円以上を投じている。今後はもう要らんような気がする。
日本の$500MIL. たまたま比較したら世界一で注目を浴びたかもしれないけど、中国のODA、そして日本が北朝鮮に支援した1兆円以上を考えると、少ない気がする。もうこの2国の支援はきっぱりやめて、その代わりにインド洋TSUNAMI被害に注ぎ込むべきではないかね。500億円っていっても、北朝鮮へおこなったコメ支援の半分以下だ。
今回は天災による信じられない被害。 「人災」による北朝鮮への支援などはもう必要ない。日本のしょーもない公共工事などの税金無駄使いよりも、復興費だけでポンと$1000MIL.くらい一気に出した方が、目に見える援助で日本の国際的な評価も高まると思う。
正月ボケの日本のTV局ではどんな報道がされているか分からないけど、少なくともアメリカではCNNだけでなくローカルニュースでも時間を割いて今回の津波被害を細かに報道されている。現地からの細かな報告、24時間の報道体制に釘付けである。日増しに明らかになる被害状況に心が痛む。
かくいう私メも、ささやかながらAMAZONを通じてRED CROSSに$100を支援する。見てもらうと分かるが、ココで今まで集まった民間からの募金総額が既に$1200MIL.を越えているのだ。
日本の支援金額$500MIL.は日本国内でどう報道されているか分からないが、こんなことに控えめな美徳は全く必要ない。今こそ最大限の支援をするべきだと思う。財源は、これから中国ODAと北朝鮮支援、そして無駄な公共工事をなくせばそれで十分である。
そして、日本はモルジブで実証された防波堤でも明らかになったように、水害や津波に関しては世界一熟知している。今こそそのノウハウを世界に伝えるときだ。アメリカじゃ、そこまで出来ない。頑張れ、日本。
Kyosuke
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