嗚呼!米国駐在員。
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2004年11月25日(木) |
Thanksgiving / 「座頭市」 / KILL BILL Vol.1 |
今日は11月の第四木曜日。THANKSGIVING DAYで祭日。 朝目が覚めると、夜中中降り続いた雪が積もっている。手際よく除雪車やらが来てくれて助かる。我が家は雪かきを契約しているので、玄関前の通路もガレージ前も明け方にきれいに雪かきがされている。
朝からスポーツジムへ。今日はほとんどのレストランやお店が休みになる。ジムも午前中だけなので結構混雑。 いつも思うんだけど、今通っているジムって圧倒的にオヤジ比率が高い。若者が意外に少ない気がする。健康に気を使う世代が通う場所なのだろうか。まあ、オヤジっていっても100ポンドのバーベルを軽々上げてしまう人ばかりなので、貧相というイメージから程遠いのだが。
午後は家でDVD鑑賞。 中国の露店で買ってきたDVD。もちろん複製品。一枚1ドルくらいだったので、失敗してもいいや、と思って買ったのだけど、画質も音質も十分なレベルであり驚いた。 そして失敗したなあ、と思った。こんなに良いものならば、もっと買っておけばよかったから。店には名作から最新作まであったし、邦画も多かった。中国の技術、恐るべし。適当に8枚くらい買ってきたのだけど、これだったら30枚位買って持って来るべきだったな。アメリカのDVDは確かに安いけど、13ドル払うとなれば迷うけど1ドルだったら見てもいいな、と思う映画は山ほどある。 違法ソフトを見るという良心の呵責は全く無し。
とりあえず気楽に見れる2作品からスタートした。
「座頭市」 もともと日本から取り寄せしようと思っていた(商品代だけで4000円)が1ドルでゲット! デビュー作以来見続けている北野映画の大ファンだから、先入観バリバリで見た。エンターテイメントとお笑いとかっこよさと美しさ。やってくれたな、ビートたけし!という感じ。たけしの好きな最後のタップダンス。ガダルカナルタカもいい味を出していた。随所に北野映画独特のカット割り。文句なし100点。
「KILL BILL Vol. 1」 アメリカでは話題になった映画だけど、日本ではどうだったのだろうか。
監督の日本へのこだわりが心地よい。 おかしな日本語も、日本を舞台にしたそのものも、不自然極まりないけども許せてしまう。銃の一切出てこないチャンバラシーンの連続も娯楽映画としてはいい。遊び感覚一杯の映画だけど、感性がないと見てても面白くないかもしれない。 ネットで日本人が書いたこの映画の批評も見ると、日本を馬鹿にしている、とか、飛行機に刀を持ち込むのはおかしい、とか、ヤクザが戦っているのに警察が来ないのはおかしい、とか、やたらとあら捜ししているようなものが目立つけど、そういう人っていうのは一生こういう映画を楽しめないんだろうな。可哀想なことだ。 かくいう自分も、この映画を見ていて忘れかけていたものが戻ってきた気がする。
そうそう、布袋寅泰の楽曲「Battle Without Honor Or Humanity」(邦題「新・仁義なき戦い」)が、この映画のテーマ曲。このサウンド、とてもカッコいい。車の中でも、気持ちを奮い立たせたい時によくこのCDをかける。アメリカでは高級自動車のジャガーのCMにも使われている。布袋ファンの自分としては、この曲が映画で使われただけで満足。
Vol.2も購入済み。もちろん1ドル。
Kyosuke
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