嗚呼!米国駐在員。
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2004年11月01日(月) |
ブッシュと感じる理由 |
いよいよ明日に迫った大統領選挙。
事務所のアメリカ人にどちらの候補に投票するか聞いてみたが、驚くことに全員の答えが一緒だった。
「ブッシュに決まっているだろ」 新聞でもテレビでも、我がイリノイ州はケリーで決まりと報道されているし、それは間違いないのかもしれないが、やはりブッシュを支持する人がこうも多いとは驚きである。まあ、うちの会社という狭い世界での話しだけど。
まあ、うちのスタッフに言わせれば、ブッシュとケリーがどちらが当選するか、ということよりも、「投票日は会社が休みになるかどうか」の方が関心が強いようだ。 聞いたところ学校は休みになるし、今朝の新聞は約30%の企業が休暇または就業時間内での投票を認めている。うちの会社は特別にそんな制度を作っていないけど、みんな朝から投票に行くと行っていた。どうせ午前中は誰も出てこないに違いないな。
自分の狭い認識だけでいうと、大方のアメリカ人はこんな感じではないであろうか。 パスポートも持っておらず、ろくに新聞も読んでいないアメリカ人は予想外に多い。こちらでテレビ番組や新聞を見ていても、アジアやヨーロッパのニュースなんかとても少ない。アメリカが世界からどう思われようと、関心が低いのだ。そもそも、アメリカを取り巻く海外ではブッシュの評判がここまで悪い、と認識している人がどれだけいるのだろうか。要は、素朴で朴訥な田舎モノがアメリカには多いと思う。「まあ、ええやん。大統領代えなくったって。」
そんな中、ビンラディンのメッセージがどう影響するか、などとCNNではやっているが、こんなおじさんやおばちゃんは、ビンラディンなんか関係ない気がしてならないが違うだろうか。
もし自分に投票権があるならば、‘もうブッシュは遠慮したい’という気持ちがあるから、ケリー支持。でもこうした意見(=ケリーがいいのではなくブッシュが嫌)は結構多いと感じるな。ケリーの決め手がないというか。
なんとなくであるけど、接戦の末にブッシュ再選、という路線がやはり強い気がしてならない。
日本も注目しているんだろうな、米大統領選。 誰が大統領になるかは、誰が日本の総理大臣になるか、よりもはるかに日本にとって影響強いからな。
Kyosuke
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