嗚呼!米国駐在員。
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2004年10月05日(火) デトロイト出張

出張でデトロイトに。
いつもの日本食屋で昼飯のカツどんを食ってから、取引先へ向かう。そうそう、日本食屋で黒人女性の店員が日本語を話して驚いた。別に黒人女性が日本語話して悪い事はないのだけど、やっぱり組み合わせとしては違和感があったな。

取引先では2時間半の商談。
相手のアメリカ人は3人。お偉いも出てきて、活発なやりとりについていくのがなかなか大変だった。理解度は5〜6割くらいといった所か。もともと日本語でも分からないような技術的な話も多かったからしょうがないな。仕事の話はなんとなく分かるのだけど、少し横道に話がそれるともう分からない。
色んな宿題をどっさりもらってホテルへチェックイン。

東部時間のここは、中部時間とは時差が1時間あるから、夜7時でもまだ明るい。
いつものようにどこかのファーストフードで晩飯を済まそうと思って車を走らせると、CHINESEのテイクアウトを見つけたので迷わず入る。
愛想のいい中国人夫婦が店を切り盛り。無難なフライドライスとスープを注文。注文を待っている間にも次から次へと黒人がやってくる。なかなかの繁盛店のようだ。少しの中国語で話しかけたら、えらく喜んで色々喋ってきた。すいません、分かりません、と答えて店を後に。
こうした中国人の移民(おそらく)を見ると、何でこんな黒人ばかりの暗く寒い街に来たんだろう、と思ってしまう。単純に。もちろん、彼ら(もしくは彼らの親か)の人生は自分のような凡人には想像を絶するものがあったのだろうけど、そんな心境が日本人駐在員の自分に理解できるわけ無いから尚更疑問に思う。
コーラを買ってホテルの部屋でわびしく夕食。

テレビではヤンキースとツインズの第一試合。
寒さが厳しい夜の8時20分試合開始。現在11時前だというのにまだ8回表。観客は大変だな。すっかり貫禄十分の松井がいるからやっぱり見ていても楽しい。調子は悪くなさそうだったけど、チャンスで凡退。残念。

試合を見ながらメールのチェックと簡単なレポートの作成。
東京本社からじゃんじゃんと携帯に電話が入るけど、今日は全く出なかった。大事な一件であればいいけど、心配性の本社担当が大した用も無いのにすぐに電話してくるのが分かっているから。ボイスメッセージが残されていないところを見ると、やっぱりそんなに大した用事じゃなかったんだろうな。


Kyosuke